ベトナム 観光地 島特集|ホン島・フーコック島・チャム島…人気リゾートを徹底解説!

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チャン

愛知県高浜市に住む30代のごく普通の会社員です。ベトナムのホーチミン郊外の出身ということもあり、ベトナムについてブログでまとめてみました。ベトナムに興味がある方に役立つ情報を発信するので、よろしくお願いします😉

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ベトナムと聞くと、ハノイやホーチミンのような都市観光、またはハロン湾の絶景を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実はベトナムには、エメラルドグリーンの海と豊かな自然に恵まれた美しい島々が点在しており、近年、新たなリゾート地として注目を集めています。この記事では、そんなベトナムの魅力的な島々の特徴やおすすめポイント、そして旅行に役立つ情報まで、徹底的に解説していきます。

【この記事で分かること】

  • ベトナムの島々が旅行先として人気を集める理由
  • 北部・中部・南部それぞれのエリアで楽しめる島の特色
  • ベトナムの島の美しい海と豊かな自然環境の魅力
  • 初めての島旅でも安心して楽しめる島の選び方と特徴

ベトナムの島観光地とは?魅力とおすすめの理由を紹介

ベトナムの島々は、手つかずの自然が残る素朴な島から、ラグジュアリーなリゾート体験ができる島まで、多様な魅力を持っています。都市の喧騒から離れて心身をリフレッシュしたい方、マリンスポーツを楽しみたい方、あるいは自然の中でゆっくりと過ごしたい方にとって、ベトナムの島々は最高の選択肢となるでしょう。近年、インフラ整備も進み、アクセスもしやすくなったことで、より多くの旅行者がベトナムの島々を訪れるようになっています。


ベトナムで島が人気の理由とは?

ベトナムの島々が近年、国内外の旅行者から絶大な人気を集めているのには、いくつかの明確な理由があります。まず挙げられるのは、その手つかずの自然美です。透明度の高いエメラルドグリーンの海、白い砂浜、そしてヤシの木が揺れる美しい海岸線は、まさに絵葉書のような風景を創り出しています。都市部では味わえない非日常感と、心癒される景観が多くの人々を惹きつけてやみません。また、サンゴ礁が豊かに広がる海域も多く、シュノーケリングやダイビングのスポットとしても非常に優れています。色とりどりの熱帯魚や珍しい海洋生物を間近で観察できるのは、ベトナムの島ならではの魅力と言えるでしょう。

次に、比較的手頃な価格で楽しめるリゾート体験も人気の理由の一つです。タイやフィリピンなどの他の東南アジア諸国の有名リゾートと比較しても、ベトナムの島々はコストパフォーマンスに優れているケースが多く、予算を抑えつつも高品質な宿泊施設やサービスを享受できます。特に、現地の食事は新鮮なシーフードが豊富で、かつリーズナブルに味わえるため、食費を気にせずグルメも満喫できるのが嬉しいポイントです。

さらに、近年ではインフラ整備が急速に進み、アクセスが格段に向上したことも大きな要因です。国際空港が整備されたフーコック島のように、海外から直接アクセスできる島も増え、より手軽に訪れることが可能になりました。また、島内での移動手段も充実しており、ストレスなく観光を楽しめます。

そして、多様な旅行スタイルに対応できる点も魅力です。秘境感あふれる静かな島で非日常を味わいたい方から、高級リゾートで贅沢な時間を過ごしたい方、マリンスポーツを存分に楽しみたい方まで、それぞれのニーズに合った島を見つけることができます。例えば、フーコック島はファミリー向けの施設も充実しており、小さなお子様連れでも安心して滞在できる環境が整っています。これらの複合的な要素が、ベトナムの島々を人気の観光地へと押し上げているのです。


北部・中部・南部で楽しめる島の違い

ベトナムは南北に細長い国であり、気候や文化が地域によって大きく異なるように、島々も北部・中部・南部でそれぞれ異なる特色を持っています。この違いを理解することで、あなたの旅行スタイルに最適な島を選ぶことができるでしょう。

北部エリアの島々は、ベトナムを代表する世界遺産であるハロン湾周辺に点在しています。これらの島々は、カルスト地形が織りなす独特の景観が特徴で、奇岩やエメラルドグリーンの海が織りなす幻想的な風景は、世界中から観光客を惹きつけています。主な楽しみ方は、クルーズ船に乗って島々を巡り、鍾乳洞を探検したり、カヤックを楽しんだりすることです。リゾート開発は比較的抑えられており、手つかずの自然の中で静かに過ごしたい方や、歴史的な景観に触れたい方におすすめです。有名な島としては、世界遺産の一部を構成するカットバ島などが挙げられます。ここは国立公園にも指定されており、トレッキングや野生動物観察も楽しめます。北部エリアの島々は、ビーチリゾートというよりは、景観の美しさと自然探訪に重点を置いた体験ができるのが特徴です。

中部エリアの島々は、ダナンやホイアンといった人気観光地に近い場所に位置しており、アクセスの良さが魅力です。特に有名なのがチャム島で、ここはユネスコの世界生物圏保存地域にも登録されており、豊かな海洋生態系が保護されています。そのため、シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツが非常に盛んで、美しいサンゴ礁や熱帯魚の群れを間近で観察できます。リゾート開発も進みつつありますが、エコツーリズムに力を入れているため、自然との調和を重視した滞在が可能です。また、本土からの日帰りツアーでも訪れやすく、手軽に島の魅力を体験できるのも人気の理由です。中部エリアの島々は、美しい海でのアクティビティを楽しみたい方や、比較的短期間で島の雰囲気を味わいたい方におすすめです。

南部エリアの島々は、ベトナム最大の島であるフーコック島をはじめ、高級リゾートが集中しているのが特徴です。フーコック島は国際空港も整備されており、国内外からのアクセスが非常に便利です。透き通るような青い海と白い砂浜が広がり、夕日の美しさでも知られています。ここでは、ビーチでのんびり過ごしたり、豪華なホテルでスパやグルメを楽しんだりといった、贅沢なリゾート体験が可能です。また、マリンスポーツはもちろん、島内にはテーマパークやサファリパークなどもあり、家族連れでも一日中楽しめる施設が充実しています。その他、コンダオ諸島のように、かつての歴史を持つ一方で、手つかずの自然が残る秘境感あふれる島もあり、多様なニーズに応えることができます。南部エリアの島々は、本格的なビーチリゾートを楽しみたい方、ラグジュアリーな滞在を求める方、そして家族旅行で思い出を作りたい方におすすめです。

このように、ベトナムの島々はエリアごとに異なる魅力を持ち、あなたの旅の目的に合わせて最適な島を選ぶことができます。


海の美しさと自然環境の魅力

ベトナムの島々が多くの旅行者を惹きつける最大の要因の一つは、その圧倒的な海の美しさと、手つかずの豊かな自然環境にあります。ただ美しいだけでなく、それぞれの島が独自の生態系や地形を持ち、多様な魅力を提供しています。

まず、特筆すべきは透明度の高いエメラルドグリーンの海です。特に乾季にあたる時期には、太陽の光が海底まで届き、シュノーケリングやダイビングで水中を覗けば、色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚の群れが目の前に広がります。例えば、ホン島(ニャチャン近郊)やチャム島(ダナン近郊)は、その美しいサンゴ礁で知られ、海洋保護区に指定されているエリアも多くあります。これにより、海洋環境が厳しく保護され、豊かな生態系が維持されているため、初心者から上級者まで誰もが安心して水中世界を楽しめるのです。

また、海岸線に広がる白い砂浜もベトナムの島の大きな魅力です。ヤシの木が揺れる静かなビーチは、日光浴や読書、あるいはただ波の音を聞きながら過ごすのに最適な場所です。特にフーコック島のサオビーチやロングビーチは、その美しい白砂と穏やかな波で有名です。ビーチでのんびり過ごすだけでなく、SUP(スタンドアップパドルボード)やカヤックなどのマリンスポーツも楽しむことができ、活動的な旅行者も満足できるでしょう。

さらに、島々には多様な自然環境が残されています。多くの島が国立公園や自然保護区に指定されており、手つかずのジャングル、奇岩が連なるカルスト地形、そして豊かな森林など、バラエティに富んだ景観を楽しむことができます。例えば、北部のカットバ島では、国立公園内でトレッキングを楽しんだり、洞窟を探検したりすることができます。熱帯雨林の中には、希少な動植物が生息しており、バードウォッチングやエコツアーも人気です。

これらの自然環境は、単に美しいだけでなく、環境保護の取り組みが積極的に行われている点も評価されています。地域によっては、観光客の数を制限したり、エコツーリズムを推進したりすることで、持続可能な観光を目指しています。これは、未来にわたってこの美しい自然を残していくための重要な取り組みであり、旅行者としてもその精神を尊重し、環境に配慮した行動を心がけることが大切です。

ベトナムの島の海の美しさと自然環境は、ただ眺めるだけでなく、五感で体験することで、その真価を理解することができます。澄み切った海に身を委ね、豊かな自然の中で深呼吸する時間は、きっと忘れられない旅の思い出となるでしょう。


旅行初心者でも安心して訪れられる島の特徴

初めての海外旅行、特にリゾート地への旅行となると、言葉の壁や治安、アクセスの不安など、様々な心配事が浮かぶかもしれません。しかし、ベトナムの島の中には、旅行初心者でも安心して楽しめる特徴を持つ場所がいくつか存在します。

まず、最も重要なのはアクセスの容易さです。国際空港が整備されている島は、海外からの直行便や、ベトナム主要都市からの国内線で直接アクセスできるため、移動の負担が大幅に軽減されます。例えば、ベトナム最大の島であるフーコック島には国際空港があり、ホーチミンやハノイからのフライトが頻繁に運航しているため、スムーズに到着できます。また、本土からフェリーで短時間でアクセスできる島も、初心者には安心です。ダナンから高速船で約2時間で到着するチャム島なども、日帰りでの訪問が容易で、気軽に島の雰囲気を味わうことができます。公共交通機関の接続が良い場所を選ぶことで、移動のストレスを最小限に抑えられます。

次に、観光インフラの整備状況も重要なポイントです。ホテルやレストラン、ツアー会社などが充実しており、英語が通じやすい環境であれば、より安心して滞在できます。フーコック島は、高級リゾートホテルが多数進出しており、ホテル内では英語が問題なく通じます。また、島内には観光客向けのショップやレストランも豊富で、食事や買い物に困ることもありません。信頼できる現地ツアー会社も多数あり、移動やアクティビティの手配も任せることができます。

治安の良さも、安心して旅行を楽しむ上で欠かせない要素です。ベトナムの多くの島々は、本土の都市部に比べて比較的治安が良い傾向にありますが、その中でも観光客が多く訪れる主要な島は、監視の目も行き届きやすく、トラブルに巻き込まれるリスクが低いと言えるでしょう。ただし、基本的な防犯対策(貴重品の管理、夜間のひとり歩きを避けるなど)はどの地域でも必要です。

さらに、多様な宿泊施設の選択肢があることも魅力です。高級ホテルだけでなく、中級ホテル、ゲストハウス、バンガローなど、予算や旅のスタイルに合わせて様々なタイプの宿泊施設を選ぶことができます。初めての旅行であれば、日本語対応可能なスタッフがいるホテルや、国際的なチェーンホテルを選ぶのも良いでしょう。

最後に、緊急時の対応体制も確認しておくと安心です。医療機関や、必要であれば領事館などの連絡先を事前に調べておくことで、万が一の事態にも落ち着いて対応できます。

これらの特徴を持つ島を選ぶことで、旅行初心者でも安心してベトナムの美しい島々を満喫し、素晴らしい思い出を作ることができるでしょう。


ホン島(Hon Mun)|ニャチャン屈指のシュノーケリングスポット

ホン島は、ベトナム中南部のリゾート都市ニャチャンの沖合に位置する小さな島で、その豊かな海洋生物と透明度の高い海から、ニャチャン屈指のシュノーケリングおよびダイビングスポットとして世界的に知られています。この島は、ベトナム政府によって海洋保護区に指定されており、サンゴ礁や色とりどりの熱帯魚、さらにはウミガメなどの多様な海洋生物が生息しています。水中の世界はまるで天然の水族館のようで、シュノーケルを装着して顔を水中に浸せば、すぐにその息をのむような美しさに魅了されることでしょう。

ホン島へのアクセスは、ニャチャンの港からスピードボートや観光船を利用するのが一般的です。日帰りツアーとして組まれていることが多く、午前中に出発し、ホン島でのシュノーケリングやダイビング、周辺の島でのランチなどを楽しみ、午後にニャチャンへ戻るという行程が一般的です。ツアーには、シュノーケリング用具のレンタルやランチ、飲料が含まれていることがほとんどなので、手ぶらで参加しても問題ありません。

特にダイビング愛好家にとっては、ホン島周辺の海は魅力的なスポットが豊富にあります。初心者向けの穏やかなポイントから、経験者向けの深度のあるポイントまで、レベルに応じたダイビングを楽しむことができます。ライセンスを持つダイバーはもちろん、体験ダイビングも可能なので、初めての方でも気軽に挑戦できます。

ホン島の魅力は、その美しい水中世界だけにとどまりません。島自体は無人島に近い状態ですが、周囲の景観もまた素晴らしいものがあります。エメラルドグリーンの海に点在する奇岩や、青い空とのコントラストは、まさに絶景と呼ぶにふさわしいものです。波の音を聞きながら、デッキでゆっくりと過ごす時間も、都会の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。

ただし、ホン島は海洋保護区であるため、環境保護には特に注意が必要です。サンゴに触れたり、海洋生物を捕まえたりすることは固く禁じられています。また、日差しが非常に強いので、日焼け止め対策や水分補給は忘れずに行いましょう。海洋保護の意識が高い旅行者にとっては、持続可能な観光を体験できる貴重な場所となるはずです。


フーコック島|高級リゾートが集まるベトナム最大の島

フーコック島は、タイ湾に浮かぶベトナム最大の島であり、「ベトナムのモルディブ」とも称されるほど、美しい白い砂浜と透き通るような青い海が魅力のリゾートアイランドです。近年、国際空港が整備され、国内外からのアクセスが格段に向上したことで、急速に観光開発が進み、今やベトナムを代表する高級リゾート地としての地位を確立しています。

この島の最大の魅力は、多様な宿泊施設の選択肢にあります。世界的に有名なラグジュアリーホテルチェーンが多数進出しており、プライベートビーチ付きのヴィラや、インフィニティプールを備えた豪華なリゾートホテルで、極上の滞在を楽しむことができます。ハネムーンや記念日旅行など、特別な旅行を計画している方には最適の場所と言えるでしょう。もちろん、中級ホテルやリーズナブルなゲストハウスも充実しているため、予算に応じた選択が可能です。

フーコック島のビーチは、特に**ロングビーチ(Long Beach)サオビーチ(Sao Beach)**が有名です。ロングビーチはその名の通り、長い砂浜が続き、美しい夕日を眺めることができる人気のスポット。一方、サオビーチは、きめ細やかな白い砂とコバルトブルーの海が特徴で、絵葉書のような風景が広がります。どちらのビーチでも、日光浴や海水浴はもちろんのこと、ジェットスキーやパラセーリングなどのマリンスポーツも楽しめます。

また、フーコック島は美しい海だけでなく、多様な観光スポットがあることも魅力です。島の北部には、ベトナム最大のテーマパーク「ヴィンパール・サファリ&ランド」があり、大人から子供まで楽しめるアトラクションや、珍しい動物たちに出会えるサファリパークがあります。さらに、世界最長の海上ゴンドラとしてギネス世界記録にも認定されたフーコック・ケーブルカーに乗れば、上空から島の壮大な景色を一望できます。その他、コショウ畑の見学や、魚醤(ヌックマム)工場、真珠養殖場など、島の特産品に触れることができる施設も多く、文化体験も楽しめます。

夜には、ズオン・ドン(Duong Dong)地区に開かれるナイトマーケットが賑わいを見せます。新鮮なシーフード料理を味わえる屋台や、お土産物店が軒を連ね、活気ある島の夜を満喫できます。

アクセスは、フーコック国際空港へホーチミンやハノイから国内線が頻繁に運航しているほか、一部の国際線も就航しています。島内の移動は、タクシーや配車アプリ(Grab)が便利です。フーコック島は、美しい海、豪華なリゾート、そして多様なアクティビティを求める旅行者にとって、まさに理想のデスティネーションと言えるでしょう。


チャム島|世界自然保護区にも登録されたエコな観光地

チャム島(Cu Lao Cham)は、ベトナム中部、世界遺産ホイアンの沖合約20kmに位置する美しい島々からなる諸島です。2009年にはユネスコによって世界生物圏保存地域(World Biosphere Reserve)に登録され、その豊かな自然と海洋生態系が国際的に認められました。そのため、チャム島はエコツーリズムのモデル地域として知られ、自然保護と観光が両立する持続可能な観光地として、多くの旅行者を惹きつけています。

この島の最大の魅力は、その手つかずの自然と、非常に美しい海洋環境にあります。透明度の高い海には、色鮮やかなサンゴ礁が広がり、多種多様な熱帯魚が生息しています。シュノーケリングやダイビングは、チャム島での最も人気の高いアクティビティであり、経験豊富なガイドと共に、豊かな水中世界を探索することができます。特に、サンゴの保護には力が入れられており、自然のままの美しいサンゴ礁を見ることができるのは、チャム島ならではの醍醐味です。

チャム島へのアクセスは、ホイアンのクアダイ港からスピードボートや木造船を利用するのが一般的です。多くのツアーがホイアン発着で、日帰りツアーとして組まれており、島の主要なビーチでの海水浴やシュノーケリング、そして島でのランチなどが含まれています。所要時間はスピードボートで約20〜30分と短く、手軽にアクセスできるのも魅力です。

島内には、少数の地元住民が暮らす小さな村があり、彼らの素朴な生活を垣間見ることもできます。訪れる観光客のために、新鮮なシーフードを提供するレストランや、地元のお土産を販売する小さな店もあります。また、島には古い寺院や灯台もあり、歴史や文化に触れることも可能です。

チャム島は、自然保護を目的とした観光地であるため、いくつかのルールがあります。例えば、プラスチック製品の持ち込みが禁止されているなど、環境への配慮が強く求められます。これにより、島の美しい自然環境が守られ、未来にわたってその魅力を維持できるようになっています。自然を愛し、環境保護に関心のある旅行者にとっては、チャム島は最適なデスティネーションと言えるでしょう。ホイアン観光の合間に、ぜひ日帰り旅行で訪れて、その素晴らしい自然と海の美しさを体験してみてください。


ホンソン島|観光客が少ない知る人ぞ知る絶景ポイント

ホンソン島(Hòn Sơn)は、ベトナム南部のキエンザン省沖合に位置する、まだあまり観光客に知られていない隠れた絶景の宝庫です。フーコック島やコンダオ諸島のような知名度はありませんが、それゆえに手つかずの自然と素朴な魅力が色濃く残り、真のベトナムの島の姿を体験したい方にとっては最高の選択肢となるでしょう。

この島の最大の魅力は、驚くほど透明度の高い海と、人影もまばらな静かなビーチです。特に「バイバン(Bai Bang)」や「バイネム(Bai Nem)」といったビーチは、白い砂浜と透き通る海が広がり、まるでプライベートビーチにいるかのような感覚を味わえます。都会の喧騒から完全に離れ、波の音を聞きながらゆっくりと時間を過ごしたい方には、これ以上ない場所と言えるでしょう。シュノーケリングや海水浴はもちろんのこと、ただ美しい景色を眺めているだけでも心が洗われます。

ホンソン島は、地元住民の生活が息づく漁村の雰囲気も魅力の一つです。観光客向けに開発されすぎていないため、地元の漁師たちが漁に出る姿や、素朴な家々が並ぶ風景など、リアルなベトナムの離島の日常を垣間見ることができます。新鮮なシーフードは、その日に水揚げされたばかりのものが市場に並び、リーズナブルな価格で美味しい海の幸を堪能できます。

島内には、レンタルバイクを借りて一周するのもおすすめです。起伏のある道を進んでいくと、島の最高峰である「マイニャー山(Ma Thien Lanh Mountain)」からの絶景や、ひっそりと佇む寺院、そして美しい滝など、様々な隠れたスポットを発見することができます。特に、山頂からのパノラマビューは、ホンソン島の自然の雄大さを実感できるでしょう。

アクセスは、本土のラックザー(Rach Gia)港またはハティエン(Ha Tien)港から高速船またはフェリーでアクセスします。所要時間は高速船で約1時間半から2時間半程度です。宿泊施設は、フーコック島のような高級リゾートは少ないですが、清潔でアットホームなゲストハウスや小さなホテルがあります。

ホンソン島は、まさに「知る人ぞ知る」絶景ポイントであり、賑やかな観光地よりも、静かで素朴な美しさを求める旅行者にとって、忘れられない体験を提供してくれるはずです。


コンダオ諸島|歴史と大自然が調和する神秘の島

コンダオ諸島は、ベトナム南部の沖合、ホーチミン市から約230km南東に位置する16の島々からなる群島です。かつてはフランス植民地時代やベトナム戦争中に政治犯収容所が置かれていた悲しい歴史を持つ場所ですが、近年はその手つかずの大自然と豊かな海洋生態系が注目され、**「ベトナム最後の楽園」**とも呼ばれるようになりました。歴史と自然が複雑に絡み合い、神秘的な雰囲気を醸し出すこの島は、特別な体験を求める旅行者にとって非常に魅力的なデスティネーションです。

諸島最大の島であるコンソン島には、コンダオ空港があり、ホーチミンからの国内線でアクセスできます。島に降り立つと、まず目に飛び込んでくるのは、青く澄んだ海と、鬱蒼と茂る熱帯雨林、そして美しい山々のコントラストです。この大自然は、コンダオ国立公園として保護されており、多様な動植物が生息しています。特に、ウミガメの産卵地としても知られており、運が良ければ産卵の様子を観察したり、孵化したばかりの子ガメが海へ向かう姿を見守るエコツアーに参加したりすることも可能です。

コンダオ諸島の海は、その透明度の高さと豊かなサンゴ礁が自慢です。シュノーケリングやダイビングのスポットとしてはベトナム随一とも言われ、色鮮やかな熱帯魚やマンタ、ジンベイザメなど、大物に出会えるチャンスもあります。手つかずの自然が残されているため、海洋生物の多様性は非常に高く、まるで手付かずの海中庭園のような美しさを誇ります。

一方で、島の持つ悲しい歴史にも触れることができます。かつての収容所跡は博物館として整備されており、ベトナムの苦難の歴史を学ぶことができます。これは、単なるリゾート滞在とは異なる、深く心に刻まれる体験となるでしょう。歴史的な遺産と、息をのむような自然の美しさが共存している点が、コンダオ諸島を他のリゾート地とは一線を画す特別な場所にしています。

宿泊施設は、最高級のリゾートホテルから、素朴なゲストハウスまで選択肢があります。特に、国際的なラグジュアリーリゾートも進出しており、静かでプライベートな空間で贅沢な時間を過ごしたい方には最適です。

コンダオ諸島は、美しい海でのリフレッシュだけでなく、歴史に思いを馳せ、手つかずの大自然と向き合いたい方におすすめの場所です。都会の喧騒から離れ、心身ともに浄化されるような体験を求める旅行者にとって、まさに理想の島と言えるでしょう。


ホントム島|ケーブルカーから望む絶景が人気の理由

ホントム島(Hon Thom)は、ベトナム最大の島であるフーコック島の南端沖合に位置する、美しい島です。この島の最大の魅力は、何と言っても世界最長の海上ゴンドラとしてギネス世界記録にも認定された「フーコック・ケーブルカー(Hon Thom Cable Car)」から望む、息をのむような絶景にあります。このケーブルカーは、フーコック島の本土とホントム島を結び、約8kmにわたる壮大な海上を渡ります。

ケーブルカーのゴンドラに乗ると、足元にはエメラルドグリーンに輝く海が広がり、眼下には漁船や養殖イカダが点々と見え、その向こうにはフーコック島の美しい海岸線が遠くまで続いています。海上の高所から見る景色は、まるで空から島を眺めているようで、他では味わえない感動的な体験を提供してくれます。特に晴れた日には、海の透明度が高く、海底のサンゴ礁まで見渡せることもあり、その美しさに圧倒されることでしょう。このケーブルカー自体が、ホントム島を訪れる目的の一つになっていると言っても過言ではありません。

ホントム島に到着すると、そこには**「サンワールド・ホントム・ネイチャーパーク(Sun World Hon Thom Nature Park)」**という広大なテーマパークが広がっています。このパーク内には、白い砂浜が美しいビーチ、多種多様なウォータースライダーがある巨大なウォーターパーク、そして子供向けの遊具やアトラクションが充実しています。家族連れや友人グループで訪れても、一日中飽きることなく楽しむことができるでしょう。ビーチでは、シュノーケリングやカヤックなどのマリンスポーツも楽しめ、美しい海を満喫できます。

また、ホントム島は、まだ開発途中の部分も残されており、自然が豊かです。パークの喧騒から離れて、島の静かな場所を散策するのも良いでしょう。手つかずの自然の中で、リラックスした時間を過ごすことも可能です。

アクセスは、フーコック島南部のアン・トイ(An Thoi)駅からケーブルカーに乗車します。フーコック島から日帰りでの観光が一般的で、往復のケーブルカー料金とテーマパークの入場料がセットになったチケットが販売されています。

ホントム島は、単なるビーチリゾートとは異なり、スリリングな空中散歩と、テーマパークでのアクティブな体験を一度に楽しめるのが魅力です。絶景とエンターテイメントを両方楽しみたい方には、特におすすめの観光地と言えるでしょう。


ベトナム島観光のベストシーズンとおすすめの時期は?

ベトナムの島々を訪れる際、最も重要な情報の一つが「ベストシーズン」です。ベトナムは南北に細長い国であり、地域によって気候が異なるため、訪れる島のエリアによってベストシーズンも変わってきます。それぞれの島の魅力が最大限に引き出される時期を知ることで、より快適で思い出に残る旅ができるでしょう。


まず、南部エリアの島々(フーコック島、コンダオ諸島、ホンソン島など)のベストシーズンは、一般的に11月から4月頃までの乾季です。この時期は降水量が少なく、晴天の日が多いため、海の透明度が高く、ビーチアクティビティに最適です。日中の気温は高めですが、湿度が低いため比較的過ごしやすいでしょう。特に1月〜3月は、最も気候が安定しており、まさにリゾート滞在にぴったりの時期と言えます。5月から10月は雨季にあたり、スコールに見舞われることが多くなりますが、一日中雨が降ることは稀で、短時間の激しい雨の後に晴れることが多いです。ただし、この時期は台風の影響を受ける可能性もあるため、注意が必要です。

次に、**中部エリアの島々(チャム島、ホン島などニャチャン周辺の島々)**のベストシーズンは、2月から8月頃までの乾季です。特にダナンやホイアンに隣接するチャム島などは、この時期が最も天候に恵まれ、海の透明度も高くなります。強い日差しと青い空の下で、シュノーケリングやダイビングを存分に楽しむことができるでしょう。9月から1月は雨季で、特に10月〜11月は降水量が多く、海が荒れる日もあるため、マリンアクティビティには不向きな場合があります。

そして、**北部エリアの島々(カットバ島などハロン湾周辺)**のベストシーズンは、10月から4月頃までの乾季です。この時期は比較的涼しく、クルーズやカヤックなど、ハロン湾の景観を楽しむには最適です。ただし、冬の時期(12月〜2月)は、気温が低くなり、曇りや霧が発生することもあるため、薄手のジャケットなど防寒対策が必要です。5月から9月は夏で、高温多湿となり、台風の影響を受けることもあります。

まとめると、

エリア島名(例)ベストシーズン特徴
南部フーコック島、コンダオ諸島、ホンソン島11月~4月降水量少なく、晴天が多い。マリンアクティビティに最適。
中部チャム島、ホン島2月~8月天候安定。海の透明度が高い。シュノーケリング向き。
北部カットバ島10月~4月比較的涼しい。クルーズや景観を楽しむのに最適。

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このように、目的の島がある場合は、その島のベストシーズンに合わせて旅行計画を立てるのが賢明です。複数のエリアを周遊する縦断旅行を計画する場合は、各エリアの気候を考慮し、時期的に最も過ごしやすいルートを選択するようにしましょう。また、ピークシーズン(年末年始、旧正月、夏の休暇など)は航空券や宿泊施設の料金が高騰し、混雑することも予想されるため、早めの予約がおすすめです。


ベトナム島観光をもっと楽しむための旅行情報まとめ

ベトナムの島々を巡る旅は、非日常感と感動に満ちた素晴らしい体験になることでしょう。しかし、旅を心ゆくまで楽しむためには、事前の情報収集と準備が不可欠です。ここでは、ベトナムの島観光をもっと充実させるための、実践的な旅行情報をお届けします。


ベトナム 観光地 島のアクセス方法|空路・フェリー・ツアーの違い

ベトナムの島々へのアクセス方法は、島の場所や規模によって多岐にわたります。効率的で快適な旅をするために、それぞれのアクセス方法の特徴を理解し、自分の旅行計画に合ったものを選びましょう。

1. 空路(飛行機) 最も速く、快適にアクセスできる方法です。特に、ベトナム最大の島であるフーコック島には国際空港(フーコック国際空港:PQC)があり、ホーチミン(約1時間)やハノイ(約2時間)からの国内線が多数運航しています。一部の国際線も就航しており、日本からはホーチミンやハノイ経由でアクセスするのが一般的です。また、フーコック島と同様に人気が高まっているコンダオ諸島にも空港(コンソン空港:VCS)があり、ホーチミンから国内線で約1時間でアクセスできます。これらの島へは、時間と予算に余裕があれば、飛行機を利用するのが最もおすすめです。航空会社はベトナム航空(Vietnam Airlines)、ベトジェット航空(Vietjet Air)、バンブーエアウェイズ(Bamboo Airways)などがあります。ピークシーズンは航空券が高騰することもあるため、早めの予約が必須です。

2. フェリー・高速船 本土から比較的距離が近い島や、空港がない島への主要なアクセス方法です。

  • チャム島(ダナン/ホイアン発着): ホイアンのクアダイ港からスピードボートで約20〜30分、木造船で約1時間半。日帰りツアーの一部として利用されることが多いです。
  • ホン島(ニャチャン発着): ニャチャンの港からスピードボートで約15〜20分。こちらも日帰りツアーに含まれることが多いです。
  • ホンソン島(ラックザー/ハティエン発着): 本土のラックザー港またはハティエン港から高速船で約1.5〜2.5時間。
  • カットバ島(ハロン湾周辺): ハイフォンから高速船またはバスとフェリーを乗り継ぐルートが一般的です。

フェリーや高速船は、飛行機に比べて費用を抑えられるのがメリットですが、天候によって欠航になったり、運行スケジュールが変更になったりする可能性があるため、事前に確認が必要です。また、船酔いしやすい方は酔い止め薬の準備をおすすめします。

3. ツアー(パッケージツアー) 特に初めてのベトナム島観光や、個人での手配が不安な方には、パッケージツアーの利用が非常に便利です。多くのツアーには、往復の交通手段(航空券や船のチケット)、宿泊、食事、現地でのアクティビティや観光が含まれており、全ての手配を任せることができます。

  • メリット: 手間がかからず、料金も比較的明確。現地での移動手段や言語の心配が少ない。
  • デメリット: 自由度が低い場合がある。自分のペースで観光したい方には不向きな場合も。 ツアーの中には、複数の島を巡る周遊プランや、特定のマリンアクティビティに特化したプランなど、様々な種類があります。主要な都市から出発する日帰りツアーも豊富なので、限られた時間でも効率的に島を巡ることができます。

アクセス方法を選ぶ際のポイント:

  • 時間: 短期間で効率よく移動したいなら飛行機。
  • 予算: 費用を抑えたいならフェリーやバス+フェリー。
  • 手軽さ: 全て任せたいならパッケージツアー。
  • 訪れる島の種類: 空港の有無や本土からの距離によって選択肢が変わります。

事前に各島のアクセス方法を調べておき、自分の旅行スタイルや目的に合わせて最適な交通手段を選ぶことが、ベトナムの島旅を成功させる鍵となります。


島ごとの宿泊施設の特徴|高級ホテルからローカル宿まで

ベトナムの島々では、旅行者の多様なニーズと予算に応じた様々なタイプの宿泊施設が提供されています。それぞれの島が持つ雰囲気や観光開発の度合いによって、宿泊施設の選択肢も大きく異なります。

1. 高級リゾートホテル(ラグジュアリーホテル)

  • 特徴: フーコック島やコンダオ諸島のような国際的な観光地として開発が進んだ島に多く見られます。プライベートビーチ、インフィニティプール、スパ、高級レストラン、キッズクラブなど、充実した施設と質の高いサービスが特徴です。部屋も広く、プライバシーが保たれたヴィラタイプが多い傾向にあります。ハネムーンや記念日旅行、家族での贅沢な滞在に最適です。
  • 代表的なホテル: フーコック島のJWマリオット・フーコック・エメラルドベイ、インターコンチネンタル・フーコック・ロングビーチリゾート、コンダオ諸島のシックスセンシズ・コンダオなど。
  • 料金帯: 1泊2万円〜10万円以上。

2. 中級ホテル・ブティックホテル

  • 特徴: 主要な観光地にある街の中心部やビーチ近くに位置し、観光にも便利です。モダンなデザインのホテルや、地元の文化を取り入れたブティックホテルなど、個性豊かな選択肢があります。必要十分なアメニティやサービスが提供され、快適な滞在が可能です。ビジネス利用や、コストパフォーマンスを重視しつつも快適さを求める旅行者におすすめです。
  • 代表的なホテル: 各島の中心街やビーチ沿いに多数存在。
  • 料金帯: 1泊5千円〜2万円程度。

3. ゲストハウス・バンガロー・ローカル宿

  • 特徴: ホンソン島やチャム島など、比較的開発が進んでいない島や、地元の雰囲気を味わいたい旅行者向けの宿泊施設です。シンプルで素朴な部屋が多く、アメニティは最低限の場合もありますが、その分料金がリーズナブルです。地元の家族が経営していることが多く、アットホームな雰囲気で、現地の生活に触れることができます。
  • 料金帯: 1泊1千円〜5千円程度。バックパッカーや長期滞在者、ローカルな体験を求める旅行者向け。

4. エコリゾート・ホームステイ

  • 特徴: チャム島のように、エコツーリズムに力を入れている島で見られます。自然環境への配慮を重視した施設で、持続可能な観光を意識した運営が行われています。現地のコミュニティとの交流を促すホームステイ形式の宿泊施設もあり、より深い文化体験が可能です。
  • 料金帯: 宿泊施設によって様々。

宿泊施設選びのポイント:

  • 旅の目的と予算: 贅沢なリフレッシュを求めるなら高級リゾート、ローカルな体験や費用を抑えたいならゲストハウス。
  • 滞在する島の特性: 開発の進んだ島では選択肢が広く、素朴な島では選択肢が限られる。
  • アクセス: 空港や港からの移動手段、観光地へのアクセスが良いか。
  • 口コミと評価: 予約サイトなどで利用者の口コミを確認し、施設の雰囲気や清潔感、サービスの質を把握する。

これらの情報を参考に、あなたの理想のベトナム島旅に最適な宿泊施設を見つけてください。


ベトナムの島観光は何日必要?モデルプランを紹介

ベトナムの島観光に必要な日数は、訪れる島の数や、どのようなアクティビティを体験したいかによって大きく異なります。ここでは、代表的な島でのモデルプランをいくつかご紹介し、滞在日数を考える際の参考にしていただければと思います。


1. フーコック島のみをじっくり楽しむ場合(4泊5日~5泊6日)

  • 1日目: ホーチミンまたはハノイからフーコック島へ飛行機で移動。ホテルチェックイン後、近くのビーチで夕日鑑賞。夜はナイトマーケットでシーフードディナー。
  • 2日目: 終日、ビーチでのんびり。サオビーチで海水浴や日光浴を楽しんだり、ホテルのプールでリラックスしたり。
  • 3日目: アクティブな1日。午前中はフーコック・ケーブルカーでホントム島へ渡り、サンワールドのウォーターパークで遊ぶ。午後は南部の島々を巡るシュノーケリングツアーに参加。
  • 4日目: 島内観光。コショウ畑やヌックマム工場を見学し、フーコックの特産品に触れる。午後はヴィンパール・サファリ&ランドで動物たちと触れ合う。
  • 5日目: 午前中はショッピングやお土産選び。午後、空港へ移動し、ベトナム本土または次の目的地へ出発。
  • ポイント: フーコック島は広大で、ビーチ、テーマパーク、自然、文化体験と多様な魅力があるため、最低でも4泊は確保したいところです。

2. 中部ベトナムとチャム島(ホイアン滞在)を楽しむ場合(3泊4日~4泊5日)

  • 1日目: ダナン国際空港到着後、ホイアンへ移動。ホイアン旧市街を散策し、夜はランタンが灯る幻想的な街並みを満喫。
  • 2日目: 午前中、ホイアンのオプショナルツアーでミーソン聖域などを観光。午後、チャム島日帰りツアーに参加。シュノーケリングやビーチでのランチを楽しむ。
  • 3日目: ダナンへ移動し、ミーケビーチでリラックス。五行山やリンウン寺を観光。
  • 4日目: 朝食後、ダナン国際空港から帰国または次の目的地へ。
  • ポイント: チャム島はホイアンからの日帰りツアーで十分楽しめます。ホイアンとダナンの両方を満喫したい場合は、それぞれで宿泊するのも良いでしょう。

3. ニャチャンとホン島を楽しむ場合(2泊3日~3泊4日)

  • 1日目: ニャチャンに到着後、ホテルへチェックイン。ニャチャンビーチでのんびり過ごす。夜はシーフードレストランで夕食。
  • 2日目: 午前中、ホン島へのシュノーケリングツアーに参加し、美しい水中世界を満喫。午後、ニャチャン市内の観光(ポー・ナガル塔、ニャチャン大聖堂など)。
  • 3日目: 午前中はショッピングやお土産選び。午後、ニャチャン空港から帰国または次の目的地へ。
  • ポイント: ホン島はニャチャンからの日帰りツアーが中心となるため、ニャチャン市内観光と合わせて短期間で楽しめます。

4. 秘境の島、コンダオ諸島を訪れる場合(3泊4日~4泊5日)

  • 1日目: ホーチミンからコンダオ空港へ飛行機で移動。ホテルチェックイン後、島の歴史スポット(旧刑務所など)を見学。
  • 2日目: 終日、海洋アクティビティ。シュノーケリングやダイビングツアーに参加し、手つかずの美しい海を満喫。ウミガメの保護活動に触れる機会も。
  • 3日目: コンダオ国立公園内をトレッキング。手つかずの自然の中でバードウォッチングや動植物観察を楽しむ。
  • 4日目: 朝食後、空港へ移動し、ホーチミンまたは次の目的地へ出発。
  • ポイント: 自然保護区でもあるため、ゆったりと自然と歴史に浸る滞在がおすすめです。

このように、訪れる島やアクティビティの内容によって、最適な滞在日数は大きく異なります。複数の島を巡る場合は、移動時間も考慮して、余裕を持った日程を組むことが大切です。


島旅行にかかる費用の相場と節約のコツ

ベトナムの島旅行にかかる費用は、選ぶ島、宿泊施設のグレード、食事のスタイル、アクティビティの種類、そして移動手段によって大きく変動します。ここでは、一般的な費用相場と、賢く旅費を節約するためのコツをご紹介します。


1. 航空券・交通費

  • 相場: 日本からの往復航空券は、エコノミークラスで5万円~10万円程度(乗り継ぎあり)。ベトナム国内線は、ホーチミンやハノイから主要な島への往復で5千円~2万円程度。フェリーや高速船は数百円~数千円。
  • 節約のコツ:
    • 早期予約: 特にピークシーズン(年末年始、旧正月、GW、お盆など)は、航空券や宿泊施設が早く埋まり、価格も高騰します。できるだけ早い段階で予約を確定させましょう。
    • LCCの活用: ベトジェット航空やバンブーエアウェイズなどのLCC(格安航空会社)を利用すると、大手航空会社よりも費用を抑えられます。ただし、預け入れ荷物の料金や座席指定料など、追加料金が発生する場合があるので注意が必要です。
    • 曜日や時間帯をずらす: 平日の出発や、早朝・深夜便を選ぶと、料金が安くなる傾向があります。
    • 旅行会社のパッケージツアーを利用: 航空券とホテルがセットになったツアーは、個別に手配するよりもお得になることがあります。

2. 宿泊費

  • 相場:
    • 高級リゾートホテル: 1泊2万円~10万円以上(フーコック島、コンダオ諸島など)
    • 中級ホテル: 1泊5千円~2万円程度
    • ゲストハウス・ローカル宿: 1泊1千円~5千円程度
  • 節約のコツ:
    • オフシーズンを狙う: 雨季などのオフシーズンは、宿泊費が大幅に安くなる傾向があります。
    • ローカル宿やゲストハウスの活用: 清潔感を重視しつつ、料金を抑えたいなら、地元の方が経営する小規模な宿泊施設やゲストハウスがおすすめです。
    • ホテル比較サイトの活用: Booking.com、Agoda、Expediaなどのサイトで複数のホテルの料金を比較検討しましょう。
    • 長期滞在割引: 同じ宿に数泊以上滞在すると、割引が適用される場合があります。

3. 食費

  • 相場: 1日あたり1,000円~3,000円程度(ローカル食中心の場合)
    • ローカル食堂・屋台: 1食200円~500円
    • 一般レストラン: 1食500円~1,500円
    • 高級レストラン: 1食2,000円~5,000円以上
  • 節約のコツ:
    • ローカルフードを積極的に楽しむ: フォーやバインミー、生春巻きなど、ベトナムのストリートフードは安くて美味しいものがたくさんあります。地元の人が集まるお店を選ぶと、当たりが多いです。
    • 市場やスーパーマーケットの活用: 飲み物やおやつなどは、コンビニよりも市場やスーパーでまとめ買いすると安くなります。
    • シーフードは時価: 島では新鮮なシーフードが楽しめますが、時価のものが多いため、注文前に料金を確認するようにしましょう。

4. アクティビティ・観光費

  • 相場: 日帰りツアーで2,000円~1万円程度。入場料は数百円~数千円。
  • 節約のコツ:
    • グループツアーに参加: 個人でタクシーをチャーターするよりも、乗り合いのグループツアーに参加する方が費用を抑えられます。
    • 無料の観光スポットを活用: ビーチでのんびり過ごしたり、市場を散策したりするだけでも十分楽しめます。
    • お得なパスや割引券の利用: テーマパークやアトラクションによっては、オンラインで事前予約することで割引が適用される場合があります。

1日あたりの費用目安(移動費・航空券除く):

  • バックパッカー/節約旅行: 3,000円~7,000円
  • 中級旅行: 7,000円~15,000円
  • 高級リゾート旅行: 15,000円以上

これらの費用相場と節約のコツを参考に、ご自身の予算と旅のスタイルに合わせた賢いベトナム島旅行を計画してください。


島旅行を楽しむための持ち物リストと準備のポイント

ベトナムの島々での旅行を最大限に楽しむためには、事前の準備と適切な持ち物の選択が非常に重要です。特に、島ならではの気候やアクティビティを考慮した準備をすることで、より快適でトラブルの少ない旅が実現します。


1. 基本的な持ち物リスト

  • パスポートとビザ(必要な場合): 残存有効期間を確認し、入国に必要なビザの有無を確認。
  • 航空券・宿泊施設の予約確認書: スマートフォンでアクセスできるよう、オフラインで保存しておくのがおすすめ。
  • 海外旅行保険の証券: 万が一の事態に備えて必ず加入し、緊急連絡先を控えておく。
  • 現金(ベトナムドン): 少額紙幣もあると便利。空港や市内の両替所で両替するか、ATMでキャッシング。
  • クレジットカード: 万が一の出費や、ホテルでの支払い用に複数枚用意。
  • 常備薬: 飲み慣れた薬(胃薬、痛み止め、アレルギー薬など)や絆創膏。
  • スマートフォンと充電器・モバイルバッテリー: マップ、翻訳、情報収集に必須。
  • 変換プラグ・変圧器: ベトナムの電圧は220V(日本は100V)。プラグはCタイプとAタイプが一般的。
  • 日焼け止め、帽子、サングラス: 強い日差し対策は必須。
  • 虫よけスプレー、虫刺され薬: 熱帯地域のため蚊が多い。
  • 水着、ラッシュガード: マリンスポーツや海水浴に。
  • ビーチサンダル、濡れても良い靴: ビーチや船上での移動に便利。
  • 速乾性のある衣類: 気温が高く湿気が多いため、乾きやすい素材が便利。
  • 薄手の羽織り物: 冷房対策や日焼け対策に。
  • タオル: ビーチや水辺で使えるものが便利。
  • 防水バッグ・スマホ防水ケース: ボートトリップやマリンアクティビティで役立つ。
  • 小型のリュックサック: 日中の観光やアクティビティでの荷物入れに。
  • ビニール袋: 濡れた水着やゴミを入れるのに便利。
  • ウェットティッシュ・除菌ジェル: 食事の前や、水回りが使えない場所で役立つ。
  • 酔い止め薬: 船酔いしやすい方は必須。
  • シュノーケリングセット(マスク、シュノーケル): レンタルも可能だが、自分専用があると衛生的。
  • 水中カメラ(GoProなど): 美しい水中世界を記録するのに最適。

2. 事前準備のポイント

  • 航空券と宿泊施設の予約: 特にベストシーズンは混み合うため、早めの予約が必須です。
  • 海外旅行保険の加入: 忘れずに加入し、補償内容を確認しておきましょう。
  • 必要に応じたビザの取得: 滞在日数や目的によってビザが必要な場合があります。早めに確認し、申請しましょう。
  • 現地の天候・気候の確認: 訪問時期の天気予報や平均気温・湿度を調べ、服装や持ち物を調整しましょう。
  • 通信環境の準備: 現地のSIMカード購入、eSIMの利用、またはWi-Fiルーターのレンタルを検討しましょう。オフラインでも使えるマップアプリのダウンロードも忘れずに。
  • 緊急連絡先の確認: 日本大使館・領事館の連絡先、加入している海外旅行保険会社の緊急連絡先、家族の連絡先などをメモしておきましょう。
  • ベトナム語の基本フレーズ習得: 簡単な挨拶や感謝の言葉を覚えておくと、現地でのコミュニケーションが円滑になります。
  • 両替またはキャッシングの準備: 現金はベトナムドンで用意し、少額紙幣もあると便利です。空港や銀行、両替所などで両替できます。
  • ツアーやアクティビティの予約: 人気のツアーは事前予約が必要な場合があります。

これらの持ち物リストと準備のポイントを参考に、忘れ物のないように、そして安心してベトナムの島旅を楽しめるよう、入念な準備を心がけましょう。


【まとめ】ベトナムの観光地「島」の魅力をもう一度整理!

ベトナムの島々は、その多様な魅力と手つかずの自然で、世界中の旅行者を魅了し続けています。都市の喧騒から離れ、心ゆくまでリラックスできるベトナムの島旅は、きっとあなたの心に深く刻まれるでしょう。最後に、ベトナムの観光地としての「島」の魅力をもう一度整理し、あなたの次なる旅のインスピレーションになれば幸いです。

  • 透明度抜群の美しい海と白い砂浜:南国の楽園を絵に描いたような絶景が広がります。
  • 豊かな海洋生物とサンゴ礁:シュノーケリングやダイビングで、カラフルな水中世界を体験できます。
  • 多様な島の選択肢:高級リゾートのフーコック島から、エコなチャム島、秘境のホンソン島まで、旅のスタイルに合わせて選べます。
  • 手つかずの自然環境:多くの島が国立公園や自然保護区に指定され、豊かな生態系が残されています。
  • 新鮮なシーフードグルメ:獲れたての海の幸を、リーズナブルな価格で堪能できます。
  • 歴史と文化に触れる機会:コンダオ諸島のように、過去の歴史に触れることができる島もあります。
  • アクセスの向上:国際空港が整備された島や、本土からのフェリーで手軽にアクセスできる島が増えています。
  • 多様なアクティビティ:ビーチでのんびりするだけでなく、ウォータースポーツ、テーマパーク、トレッキングなど、多彩な楽しみ方があります。
  • 比較的リーズナブルな物価:他の東南アジアのリゾート地と比べて、費用を抑えながらも質の高い体験が可能です。
  • 温かい地元の人々との交流:素朴な漁村の風景や、現地の人々の温かさに触れることができます。

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