ベトナム人気観光地で絶対やるべきこと10選|旅行初心者でも安心!

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チャン

愛知県高浜市に住む30代のごく普通の会社員です。ベトナムのホーチミン郊外の出身ということもあり、ベトナムについてブログでまとめてみました。ベトナムに興味がある方に役立つ情報を発信するので、よろしくお願いします😉

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ベトナムへの旅行を考えているけれど、どこに行けばいいか、何をすればいいか迷っていませんか?この記事では、旅行初心者の方でも安心してベトナムを満喫できるよう、人気観光地の基本情報から、絶対に外せないおすすめスポット、さらに現地での移動手段や役立つアプリまで、詳しく解説します。この記事を読めば、あなたのベトナム旅行がより思い出深いものになること間違いなしです!

【この記事で分かること】

  • ベトナム旅行の基本情報と気をつけたいポイント
  • 初心者でも楽しめるベトナムの人気観光地とそれぞれの特徴
  • ベトナム旅行を最大限に楽しむためのモデルコースと役立つ情報
  • 厳選された、実際に行ってよかったおすすめ観光地10選

ベトナム人気観光地とは?初心者が知っておきたい基本情報

ベトナムは、南北に細長く広がる国で、豊かな自然、歴史的な建造物、そして活気あふれる街並みが魅力です。初めてのベトナム旅行では、その多様性に戸惑うかもしれませんが、基本を押さえれば安心して楽しめます。

ベトナム人気観光地の特徴とは?南北に広がる多彩な魅力

ベトナムは、北部、中部、南部でそれぞれ異なる魅力を持っています。北部の首都ハノイは、フランス植民地時代の面影を残す美しい街並みが特徴で、歴史や文化に触れることができます。世界遺産のハロン湾も北部に位置し、神秘的な景観は訪れる人を魅了します。中部のダナンは美しいビーチリゾートとして知られ、そこからほど近い世界遺産ホイアンは、ランタンが灯る幻想的な古都として有名です。南部最大の都市ホーチミンは、目覚ましい経済発展を遂げた活気ある大都市で、ベトナム戦争の歴史に触れることができる博物館や、フランス統治時代の面影を残すコロニアル建築が点在しています。このように、ベトナムは地域によって異なる顔を持つため、自分の興味や目的に合わせて旅程を組むことが重要です。歴史好きならハノイ、リゾート気分を味わいたいならダナン、都会の賑わいを体験したいならホーチミンと、それぞれの都市が独自の魅力を放っています。また、それぞれの地域で異なる気候や文化があるため、事前に調べておくことで、より充実した旅行に繋がるでしょう。

初心者でも安心!ベトナム旅行で気をつけたい基本ルール

ベトナム旅行を快適に楽しむためには、いくつかの基本的なルールやマナーを知っておくことが大切です。まず、ベトナムではチップの習慣は基本的にありませんが、特別なサービスを受けた際や気持ちの良い対応をしてもらった際に、感謝の気持ちとして少額を渡すのは問題ありません。しかし、強制されるものではないのでご安心ください。次に、治安についてです。ベトナムは比較的治安が良い国ですが、観光客を狙ったスリやひったくりが発生することもあります。特に人混みや観光地では、貴重品の管理に十分注意し、リュックサックは前に抱えるなど工夫しましょう。また、夜間のひとり歩きは避けるのが賢明です。交通ルールに関しては、ベトナムはバイク社会であり、交通量が多く、信号無視なども見られます。道路を渡る際は、左右をよく確認し、無理な横断は避けましょう。現地の交通事情に不慣れな場合は、タクシーや配車アプリ「Grab」などを利用するのが安全です。**通貨はベトナムドン(VND)**で、日本円からの両替は空港や銀行、両替所などで可能です。高額紙幣が多いので、お釣りの計算には注意しましょう。さらに、水は必ずミネラルウォーターを飲むようにしてください。水道水は飲用には適していません。屋台などで提供される氷にも注意が必要です。最後に、写真撮影についてですが、寺院や政府機関、軍事施設など、撮影が禁止されている場所もありますので、事前に確認するか、不安な場合は尋ねてみましょう。現地の人の写真を撮る際は、一声かけるなど配慮を忘れないようにしてください。これらの基本的なルールとマナーを守ることで、より安全で楽しいベトナム旅行となるでしょう。

参照元:外務省海外安全ホームページ

ベトナム人気観光地のベストシーズンはいつ?気候別の選び方

ベトナムは南北に細長い国であるため、地域によって気候が大きく異なります。そのため、訪れる地域によってベストシーズンが変わってきます。一般的に、北部(ハノイ、ハロン湾など)は11月から2月頃が乾季で、比較的涼しく過ごしやすいです。特に1月、2月は朝晩冷え込むこともあるので、薄手の上着があると安心です。3月から4月は春になり、過ごしやすい日が続きますが、5月以降は暑さと湿度が高まります。南部(ホーチミン、メコンデルタなど)は年間を通して温暖な気候ですが、11月から4月頃が乾季で、比較的雨が少なく過ごしやすいでしょう。5月から10月は雨季に入り、スコールが降ることが多くなりますが、一日中降り続くことは稀で、短時間に集中して降ることがほとんどです。中部(ダナン、ホイアン、フエなど)は、北部と南部の気候の中間のような特徴を持っています。2月から5月頃が乾季で、晴れてビーチを楽しむのに最適な時期です。6月から8月は非常に暑くなります。9月から1月は雨季にあたり、台風の影響を受けることもあります。特に10月から11月は降水量が多くなります。したがって、ビーチリゾートを楽しむなら中部の乾季、歴史探訪や街歩きがメインなら北部の乾季、都会の賑わいやメコンデルタの自然を楽しみたいなら南部の乾季がおすすめです。目的に合わせてベストシーズンを選び、快適なベトナム旅行を計画しましょう。

ハノイ・ホーチミン・ダナンの違いとは?目的別に選ぶコツ

ベトナムの主要な観光都市であるハノイ、ホーチミン、ダナンは、それぞれ異なる魅力を持っています。旅行の目的によって、どの都市を選ぶか慎重に検討することが大切です。

都市名特徴おすすめの旅行者
ハノイベトナムの首都。フランス植民地時代の面影を残す歴史的な街並み、伝統文化、静かな湖畔の風景が魅力。世界遺産ハロン湾へのアクセスも良い。歴史や文化に深く触れたい、落ち着いた雰囲気の中で街歩きを楽しみたい、世界遺産ハロン湾を訪れたい旅行者。
ホーチミンベトナム最大の都市。経済の中心地であり、活気あふれる街のエネルギー、モダンな高層ビルとコロニアル建築の融合が特徴。ベトナム戦争の歴史に触れる場所も多い。都会の賑わいやエネルギッシュな雰囲気を味わいたい、ショッピングやグルメを楽しみたい、ベトナム戦争の歴史を学びたい旅行者。
ダナン中部のビーチリゾート都市。美しいビーチとリゾートホテルが充実。世界遺産ホイアンや古都フエへのアクセスも便利。マリンスポーツも盛ん。ビーチでのんびり過ごしたい、リゾート気分を味わいたい、美しい自然を満喫したい、世界遺産ホイアンを訪れたい旅行者。

ハノイは、歴史的建造物や博物館が多く、ホアンキエム湖周辺の散策や、旧市街での食べ歩きが人気です。また、水上人形劇などの伝統芸能も楽しめます。ホーチミンは、高層ビルが立ち並び、最新のファッションやグルメが集まる一方で、サイゴン大教会や中央郵便局などのコロニアル建築が残る、新旧が入り混じった街です。夜はルーフトップバーからの夜景も楽しめます。ダナンは、ミーケービーチでの海水浴や、近年人気を集めるゴールデンブリッジのあるバナヒルズが有名です。日帰りやショートトリップでホイアンやフエを訪れるのもおすすめです。このように、それぞれの都市が持つ個性を理解し、自分の興味や旅のスタイルに合った場所を選ぶことで、最高のベトナム旅行を実現できるでしょう。複数の都市を巡る周遊プランも人気があります。

地元で愛されるグルメも満喫!おすすめのローカル体験

ベトナム旅行の醍醐味の一つは、何といってもその豊かな食文化を体験することです。地元の人々に愛されるローカルフードは、旅行者の舌を唸らせ、旅の思い出をより深く彩ってくれます。

**フォー(Phở)**は、ベトナムを代表する麺料理で、鶏肉(フォーガー)か牛肉(フォーボー)の出汁が効いたスープに米麺が入っています。朝食の定番として親しまれており、路上の屋台から高級レストランまで、様々な場所で味わうことができます。お店ごとにスープの味が異なり、何度食べても飽きません。ライムや唐辛子、香草を加えて、自分好みの味にアレンジするのも楽しみの一つです。

**バインミー(Bánh Mì)**は、ベトナム風サンドイッチで、フランスパンにレバーペースト、パテ、焼いた豚肉、野菜などを挟んだものです。外はカリカリ、中はふわふわのパンと、様々な具材のハーモニーが絶妙で、小腹が空いた時にぴったりです。屋台で手軽に購入でき、種類も豊富なので、いろいろなバインミーを試してみるのもおすすめです。

**生春巻き(Gỏi Cuốn)**は、米粉の皮でエビ、豚肉、米麺、野菜などを包んだもので、甘辛いピーナッツソースやヌクマムベースのタレにつけて食べます。さっぱりとしていてヘルシーなので、食欲がない時でも食べやすい一品です。

**ブンチャ―(Bún Chả)**は、ハノイ発祥のつけ麺で、炭火で焼いた豚のつくねと豚肉を甘酸っぱいヌクマムベースのつけ汁に入れ、米麺と野菜と一緒に食べる料理です。香ばしいお肉とさっぱりとしたスープの組み合わせが絶妙で、一度食べたら忘れられない味です。

**ベトナムコーヒー(Cà Phê Sữa Đá)**も忘れてはなりません。濃厚なベトナムコーヒーにコンデンスミルクをたっぷり加えたもので、甘くてコクがあり、食後や休憩時間にぴったりです。暑い日には、氷を入れたアイスコーヒー(Cà Phê Sữa Đá)が特におすすめです。

これらの他にも、ベトナムには美味しいローカルフードがたくさんあります。地元の市場や屋台に足を運び、現地の人の活気を感じながら食事を楽しむことは、最高のローカル体験となるでしょう。英語があまり通じない場所でも、指差しやジェスチャーで注文できることが多いので、ぜひ積極的に挑戦してみてください。

初心者向けモデルコース|効率よく回る3泊4日プラン

初めてのベトナム旅行で、どこをどのように回れば効率よく楽しめるか悩む方も多いでしょう。ここでは、人気の観光地を効率よく巡る3泊4日のモデルコースを提案します。このコースは、ベトナム南部のホーチミンを中心に、日帰り旅行でメコンデルタや近郊の観光地を訪れることを想定しています。

1日目:ホーチミン市内観光とグルメ満喫

  • 午前: タンソンニャット国際空港に到着後、ホテルへ移動しチェックイン。
  • 午後: ホーチミン市内の主要な観光スポットを巡ります。まずは、フレンチコロニアル建築の傑作であるサイゴン大教会中央郵便局を訪れ、その美しい外観と内部を見学します。次に、ベトナム戦争の歴史に触れることができる戦争証跡博物館へ。非常にインパクトの強い展示内容ですが、ベトナムの歴史を理解する上で重要な場所です。
  • 夜: ベンタイン市場周辺や、ドンコイ通り、レタントン通りなどで、ベトナム料理の夕食を楽しみます。路上の屋台でローカルフードに挑戦したり、少しおしゃれなレストランで本格的なベトナム料理を味わうのも良いでしょう。食後は、ルーフトップバーからホーチミンの夜景を楽しむのもおすすめです。

2日目:メコンデルタ日帰りツアー

  • 終日: ホーチミンからバスで約2時間半のメコンデルタへ日帰りツアーに参加します。メコンデルタでは、手漕ぎボートでジャングルクルーズを楽しんだり、ココナッツキャンディ工場を見学したり、フルーツ園で新鮮なフルーツを味わったりと、ベトナムの豊かな自然と人々の暮らしに触れることができます。ツアーによっては、地元料理の昼食が含まれているものもあります。一日中自然を満喫できるので、都会の喧騒から離れてリラックスしたい方におすすめです。

3日目:クチトンネルとショッピング

  • 午前: ホーチミンからバスで約1時間半のクチトンネルへ向かいます。ここはベトナム戦争中にベトコンが使用した地下トンネルの遺跡で、実際にトンネルの一部を体験することができます。当時のベトナムの人々の知恵と忍耐力を肌で感じられる貴重な体験となるでしょう。
  • 午後: ホーチミン市内に戻り、ショッピングを楽しみます。ベンタイン市場でお土産を探したり、最新のショッピングモールでベトナムブランドのアイテムを見つけたりするのも良いでしょう。オーダーメイドのアオザイを作るのも人気です。
  • 夜: 最終日の夜は、少し贅沢に、ホーチミンの高級レストランでディナーを楽しむのも良いですし、ローカルな屋台街で様々な料理をハシゴするのも楽しいでしょう。

4日目:出発

  • 午前: ホテルをチェックアウトし、残りの時間でカフェ巡りやお土産の買い足しなど、最後のホーチミンを満喫します。
  • 午後: タンソンニャット国際空港へ移動し、日本へ帰国。

このコースはあくまで一例です。ハノイやダナンなど、他の都市も組み合わせたい場合は、国内線を利用して移動することも可能です。短期間でベトナムの魅力を凝縮して体験できる、充実したプランとなるでしょう。

現地で便利なアプリや交通手段まとめ|トラブル回避術も紹介

ベトナムでの移動や情報収集に役立つアプリや交通手段を知っておけば、旅行がよりスムーズで快適になります。また、万が一のトラブルに備えて、回避術も把握しておきましょう。

現地で役立つアプリ

アプリ名概要活用術
Grab(グラブ)東南アジアで広く利用されている配車アプリ。タクシーやバイクタクシーの配車、フードデリバリーも可能。行き先をアプリで設定するため、言葉の壁がなく、ぼったくりの心配が少ない。料金も事前に表示されるため安心。現金払いだけでなく、クレジットカード登録も可能。
Googleマップ地図アプリ。現在地の確認、ルート検索、公共交通機関の案内、周辺の観光地や飲食店検索に便利。オフラインマップをダウンロードしておけば、Wi-Fi環境がない場所でも地図を確認できる。観光地の営業時間や口コミも確認できる。
Google翻訳翻訳アプリ。音声翻訳、テキスト翻訳、カメラ翻訳など機能が豊富。現地の人との簡単なコミュニケーションに役立つ。メニューや看板をカメラで翻訳すれば、内容を理解できる。
両替レートアプリ各国の為替レートを確認できるアプリ。現地で両替する際に、正しいレートで両替されているか確認できる。予算管理にも役立つ。
Agoda / Booking.comホテル予約アプリ。現地での急な宿泊先探しや、事前予約に便利。現地で急に宿泊先が必要になった際に、空室状況や料金を比較して予約できる。割引情報なども確認できる。

現地での交通手段

  • タクシー: 市内での移動に便利ですが、認可されたタクシー会社(例:マイリンタクシー、ビナサンタクシー)を選ぶことが重要です。流しのタクシーや白タクは、高額請求や遠回りなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。料金はメーター制ですが、乗車前に確認すると安心です。
  • バイクタクシー: 短距離移動や渋滞時に便利です。小回りが利き、安価ですが、交渉が必要な場合もあります。Grabアプリを利用すれば、料金が固定されるため安心です。
  • 路線バス: ホーチミンやハノイなどの大都市では路線バスも運行していますが、路線が複雑なため、旅行者には少しハードルが高いかもしれません。料金は安価です。
  • シーロー(シクロ): ハノイ旧市街などで見かける自転車のサイドカー。ゆっくりと街の風景を楽しみたい方におすすめですが、乗車前に料金交渉が必要です。観光客向けの料金は高めに設定されていることがあります。
  • 鉄道: 北部のハノイから南部のホーチミンまでを結ぶ統一鉄道がありますが、長距離移動には時間がかかります。短距離の移動や、寝台列車での旅を楽しみたい方には良いでしょう。

トラブル回避術

  • 貴重品は分散して携帯: 財布、パスポート、航空券などは一箇所にまとめず、分けて持ち歩きましょう。ホテルにセーフティーボックスがあれば、そこに保管するのが安全です。
  • 多額の現金を持ち歩かない: 必要最低限の現金を持ち歩き、残りはホテルのセーフティーボックスに預けましょう。
  • しつこい客引きは毅然と断る: 観光地では、しつこい客引きに遭遇することがあります。興味がない場合は、はっきりと「No」と伝え、目を合わせないようにして立ち去りましょう。
  • 価格交渉は冷静に: 市場などでは、表示価格がない場合や、観光客向けに高めに提示されることがあります。相場を事前に調べておき、冷静に価格交渉を行いましょう。無理な場合は、別の店を探すのも手です。
  • 緊急連絡先を控えておく: 日本大使館・領事館の連絡先、加入している海外旅行保険の緊急連絡先、ホテルの連絡先などを控えておきましょう。
  • 海外旅行保険に加入する: 病気やケガ、盗難などの万が一のトラブルに備えて、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。 参照元:外務省海外安全ホームページ

実際に行ってよかった!おすすめベトナム人気観光地ベスト10

ベトナムには、歴史と文化が息づく街並みから、息をのむような絶景、そして活気あふれる市場まで、魅力的な観光地が数多く存在します。ここでは、数あるスポットの中から、実際に訪れて「本当に行ってよかった!」と感じる、特におすすめのベトナム人気観光地を10選ご紹介します。

【以下で分かること】

  • ホーチミンの見どころから歴史を学ぶ場所
  • ハノイ旧市街のノスタルジックな魅力
  • ダナンの絶景とビーチでの過ごし方
  • 世界遺産ホイアンのランタンが彩る夜
  • ハロン湾クルーズで体験する幻想的な船旅

ホーチミンの定番スポット|戦争証跡博物館・ベンタイン市場など

ホーチミンは、ベトナム最大の都市として、常に活気に満ち溢れています。フランス統治時代の面影を残す美しい建築物と、ベトナム戦争の歴史を物語る場所が共存し、多様な魅力を放っています。

**戦争証跡博物館(War Remnants Museum)**は、ベトナム戦争の悲惨さ、そして平和の尊さを伝える非常に重要な場所です。旧アメリカ軍の兵器や写真、資料などが展示されており、当時の状況をリアルに知ることができます。特に、枯葉剤の影響を受けた人々の展示は、訪れる人の心に強く訴えかけます。展示内容は衝撃的なものも含まれますが、ベトナムの歴史を深く理解するためには、必ず訪れておきたい場所の一つです。建物の外には、旧アメリカ軍の戦車やヘリコプターなどが展示されており、その大きさに圧倒されます。館内は順路に沿って進むことで、戦争の推移とその影響を追体験できる構成になっています。時間をかけてじっくりと見学することで、平和への思いを新たにするきっかけとなるでしょう。

ホーチミンの中心部に位置する**ベンタイン市場(Bến Thành Market)**は、観光客に人気の高い活気あふれる市場です。食料品、衣料品、雑貨、お土産など、あらゆるものが所狭しと並び、見ているだけでも飽きません。特に、ベトナムコーヒーやバインミー、フォーなどのローカルフードを提供する屋台も充実しており、市場の喧騒の中で食事を楽しむことができます。市場内は非常に混雑しているので、貴重品の管理には十分注意が必要です。また、価格表示がないお店も多いため、値段交渉を楽しむのも醍醐味の一つですが、しつこい客引きには毅然とした態度で臨むことが大切です。市場の周辺には、夜になると屋台が立ち並び、夜市としても賑わいます。夕食を兼ねて訪れるのも良いでしょう。

その他、ホーチミンには、美しいフレンチコロニアル建築の傑作である**サイゴン大教会(Notre Dame Cathedral Basilica of Saigon)中央郵便局(Saigon Central Post Office)**があります。サイゴン大教会は、フランスから輸入されたレンガが使用されており、その独特の赤みが印象的です。中央郵便局は、エッフェル塔を設計したエッフェル氏が設計したと言われる美しい建物で、現在も郵便局として機能しており、絵葉書を送る観光客で賑わっています。さらに、**統一会堂(Independence Palace)**は、ベトナム戦争終結の象徴的な場所であり、当時の大統領府として使われていた内部を見学することができます。これらのスポットは、ホーチミンの歴史と文化を肌で感じられる場所であり、市内観光の際にはぜひ訪れてみてください。

ハノイ旧市街の魅力|ノスタルジックな街並みと文化体験

ベトナムの首都ハノイは、千年の歴史を持つ古都であり、特に**旧市街(Old Quarter)**は、その魅力の中心です。迷路のように入り組んだ細い道には、フランス植民地時代の面影を残す古い建物が立ち並び、昔ながらの生活様式が息づいています。歩いているだけで、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな気分に浸ることができます。

旧市街は、かつてそれぞれの通りが特定の商売で栄えた「三十六通り」と呼ばれるエリアです。例えば、「ハンガイ通り」は絹製品、「ハンバック通り」は銀製品、「ハンザン通り」は漢方薬など、今でもその名残が見られます。それぞれの通りを散策しながら、様々な商店を覗いてみるのも楽しいでしょう。手作りの工芸品や民芸品、ベトナムらしい雑貨など、お土産探しにも最適です。また、旧市街には、ローカルフードを提供する屋台や小さな食堂がひしめき合っています。フォーやブンチャ―、バインミーなど、本場のベトナム料理を手軽に味わうことができます。地元の人々に混じって、プラスチックの椅子に座り、熱々のフォーをすする体験は、ハノイ旧市街ならではの醍醐味です。

旧市街の中心には、ハノイのシンボルである**ホアンキエム湖(Hoàn Kiếm Lake)**があります。湖の真ん中に浮かぶ小島には、玉山祠(Ngoc Son Temple)があり、朱色のテオック橋(The Huc Bridge)を渡って参拝することができます。早朝には、地元の人々が太極拳や体操をする姿が見られ、活気と静寂が共存する独特の雰囲気を味わえます。週末には、湖周辺の道路が歩行者天国になり、大道芸や音楽演奏、露店などが並び、一層賑やかになります。夜には、ライトアップされた湖と玉山祠が幻想的な美しさを見せ、ロマンチックな散歩を楽しむことができます。

さらに、ハノイでは、伝統的な**水上人形劇(Water Puppet Show)**もおすすめです。タンロン水上人形劇場などで行われるこの劇は、ベトナムの農村風景や伝説を題材にしており、水上で操られる人形たちが繰り広げるコミカルな動きや、生演奏される民族音楽が魅力的です。言葉が分からなくても楽しめるので、ハノイの文化に触れる良い機会となるでしょう。旧市街の混沌とした賑わいと、ホアンキエム湖の穏やかな美しさ、そして伝統文化が融合したハノイは、何度でも訪れたくなる魅力に溢れています。

ダナンの絶景!ゴールデンブリッジとミーケービーチを満喫

ベトナム中部最大の都市ダナンは、美しいビーチと、近年SNSで話題の絶景スポットで人気を集めています。リゾート気分を満喫したい方におすすめの街です。

ダナンを訪れるなら、まず外せないのが**ゴールデンブリッジ(Golden Bridge)**です。これは、ダナン近郊のテーマパーク「バナヒルズ(Ba Na Hills)」内に位置し、巨大な2つの手のひらが橋を支えているかのようなユニークなデザインが特徴です。標高約1,400mの場所に架けられており、橋の上からは、広大な山々とダナン市街、そして遥か遠くの海まで見渡せる絶景が広がります。特に、霧がかかった日は幻想的な雰囲気となり、まるで雲の上にいるかのような感覚を味わえます。バナヒルズへは、世界最長のケーブルカーでアクセスしますが、このケーブルカーからの眺めもまた格別です。山頂には、フランスの古城を模した建物や、美しい庭園、アミューズメント施設などもあり、一日中楽しむことができます。多くの観光客で賑わうため、早朝に訪れるか、平日に訪れるのが比較的空いていておすすめです。SNS映えする写真がたくさん撮れること間違いなしのスポットです。

ダナンのもう一つの魅力は、その美しい海岸線です。特に有名なのが、約10kmにわたって続く**ミーケービーチ(My Khe Beach)**です。白い砂浜と透き通るような青い海が広がり、「世界で最も美しいビーチの一つ」と称されることもあります。ビーチ沿いには、高級リゾートホテルやシーフードレストランが立ち並び、リラックスした時間を過ごすことができます。日中は海水浴や日光浴を楽しむ人々で賑わい、マリンスポーツの拠点としても人気です。パラセーリングやジェットスキー、バナナボートなど、様々なアクティビティを体験できます。夕方には、夕日が海に沈む美しい光景を眺めることができ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。ビーチ沿いのレストランでは、獲れたての新鮮なシーフードをリーズナブルな価格で味わうことができます。ダナンの気候は年間を通して温暖ですが、特に2月から5月頃が乾季で、ビーチでの滞在に最適な時期です。ダナンは、絶景とビーチリゾートの両方を満喫できる、魅力的な観光地と言えるでしょう。

世界遺産ホイアン|ランタンと古都の美しさに癒される街歩き

ダナンから車で約30分の場所に位置する**ホイアン(Hội An)**は、ユネスコの世界遺産にも登録されている古都です。かつては国際貿易港として栄え、中国、日本、ヨーロッパなどの文化が融合した独特の街並みが特徴です。特に夜になると、色とりどりのランタンが街全体を美しく照らし出し、幻想的な雰囲気に包まれます。

ホイアンの街は、木造の古い家屋、歴史的な寺院、そしてトゥボン川に架かる**来遠橋(来遠橋、日本人橋とも呼ばれる)**など、見どころがたくさんあります。来遠橋は、17世紀に日本人によって架けられたと言われる歴史ある橋で、内部には寺院も併設されています。橋の上からは、トゥボン川と古い家並みが織りなす美しい風景を眺めることができます。ホイアンの街はコンパクトにまとまっているので、徒歩での散策に最適です。迷路のような細い路地を歩きながら、歴史を感じさせる建物や、個性豊かなお店を巡るのが楽しいでしょう。アオザイのオーダーメイドや、革製品、ランタンなど、お土産探しも充実しています。

ホイアンの最大の魅力は、やはり夜のランタンの灯りです。旧市街の多くの通りで、色とりどりのシルク製のランタンが灯され、水面にその光が反射する様子は、息をのむほどの美しさです。特に毎月旧暦の14日には、満月祭が開催され、電力を使わずにランタンの灯りのみで街が照らされます。この日は、さらに幻想的な雰囲気を味わうことができます。トゥボン川では、小さな手漕ぎボートに乗って川下りをすることもでき、水上からランタンの明かりを眺める体験は、忘れられない思い出となるでしょう。ボートに乗る際は、ライフジャケットの着用を確認し、安全に注意しましょう。

ホイアンでは、ベトナム料理教室に参加するのもおすすめです。地元の市場で食材を調達し、ベトナムの伝統的な料理の作り方を学ぶことができます。また、カフェ文化も盛んで、古民家を改装したおしゃれなカフェで、ベトナムコーヒーをゆっくりと味わうのも良いでしょう。ホイアンは、昼間は歴史と文化を感じさせる街歩きを楽しみ、夜はランタンの美しい光に癒される、一日中楽しめる魅力的な古都です。

ハロン湾クルーズ体験|幻想的な景色に包まれる船の旅

ベトナム北部に位置する**ハロン湾(Ha Long Bay)**は、ユネスコの世界遺産にも登録されている、ベトナムを代表する景勝地です。エメラルドグリーンの海に、数千もの奇岩や島々がそびえ立つ独特の景観は、まさに「海の桂林」と称されるほど壮大で幻想的です。この絶景を堪能するなら、クルーズ船での船旅が最もおすすめです。

ハロン湾クルーズは、日帰りツアーから、船上で宿泊する1泊2日、2泊3日のクルーズまで、様々なプランがあります。ほとんどのクルーズは、ハノイからバスで約3~4時間かけてハロン湾の港まで移動し、そこから乗船します。クルーズ船は、伝統的なジャンク船を模した豪華客船から、カジュアルな小型船まで多岐にわたります。船内では、ベトナム料理のランチやディナーが提供され、新鮮なシーフードを味わうことができます。

クルーズ中には、様々なアクティビティが用意されています。最も人気なのは、切り立った奇岩の間を小さな手漕ぎボートやカヤックで進む体験です。間近で岩の迫力を感じることができ、普段見ることのできない角度からハロン湾の絶景を楽しめます。また、鍾乳洞のティエンクン洞窟(Thien Cung Cave)や、ダウゴー洞窟(Dau Go Cave)などの神秘的な洞窟を探検したり、景色の良い場所で泳いだり、展望台に登ってパノラマビューを楽しんだりすることもできます。船上でのクッキングクラスや太極拳のレッスンが提供されるクルーズもあります。

特に、1泊以上のクルーズでは、海上から眺めるハロン湾の夕日や、満点の星空は格別です。夜は、静かな海に浮かぶ船の上で、穏やかな時間を過ごすことができます。翌朝、朝日が昇る幻想的な光景も、船上ならではの体験です。ハロン湾の気候は、11月から4月頃が比較的過ごしやすい時期ですが、霧がかかることもあります。しかし、霧がかかったハロン湾は、また違った神秘的な美しさを見せてくれます。一年を通して、ハロン湾は訪れる人々を魅了し続ける、まさに一生に一度は訪れたい絶景スポットです。

ベトナム人気観光地を楽しむための10のポイント【まとめ】

ベトナム旅行を最大限に楽しむために、これまでの情報を踏まえて10のポイントをまとめました。これらを参考に、最高の旅の思い出を作ってください。

  • 目的に合わせて都市を選ぶ: 歴史や文化ならハノイ、都会の賑わいや歴史ならホーチミン、ビーチリゾートならダナンと、自分の旅のテーマに合わせて訪問都市を決めましょう。
  • ベストシーズンを考慮する: ベトナムは南北で気候が異なるため、訪れる地域のベストシーズンを確認し、快適な時期に旅行計画を立てましょう。
  • 交通手段を事前に確認する: 現地での移動はGrabアプリが非常に便利です。タクシーを利用する際は、信頼できる会社を選びましょう。
  • ローカルフードに挑戦する: フォーやバインミー、生春巻きなど、地元の味を積極的に試してみてください。屋台や市場での食体験もおすすめです。
  • 両替は計画的に: 日本円からベトナムドンへの両替は、空港や銀行、両替所などで可能です。高額紙幣が多いので、お釣りの確認は怠らないようにしましょう。
  • 貴重品の管理を徹底する: スリやひったくり対策として、貴重品は分散して持ち歩き、人混みでは特に注意しましょう。
  • 海外旅行保険に加入する: 万が一の病気やケガ、盗難に備えて、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。
  • 価格交渉を楽しむ: 市場などでは価格交渉ができる場所が多いです。相場を参考に、コミュニケーションを楽しみながら交渉してみましょう。
  • 文化やマナーを尊重する: 寺院や観光地では、露出の多い服装を避けるなど、現地の文化やマナーを尊重した行動を心がけましょう。
  • 水分補給をこまめに行う: 暑い気候なので、熱中症対策として、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。水は必ずミネラルウォーターを飲んでください。

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