ベトナム旅行 いくら両替すべき?目安金額・現地相場・お得な両替方法を完全ガイド!

この記事を書いた人
チャン

愛知県高浜市に住む30代のごく普通の会社員です。ベトナムのホーチミン郊外の出身ということもあり、ベトナムについてブログでまとめてみました。ベトナムに興味がある方に役立つ情報を発信するので、よろしくお願いします😉

チャンをフォローする

ベトナム旅行を計画する上で、誰もが一度は悩むのが「両替」ではないでしょうか?「いくら両替すればいいの?」「どこで両替するのが一番お得なの?」といった疑問は尽きません。この記事では、そんなベトナム旅行の両替に関するあらゆる疑問を解消するため、1日あたりの目安金額からお得な両替方法、さらには現地での注意点まで、プロのライターが徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのベトナム旅行がよりスムーズで快適なものになること間違いなしです。

【この記事で分かること】

  • ベトナム旅行で必要な両替金額の目安
  • 現地での物価感と費用の内訳
  • お得な両替方法とタイミング
  • 両替トラブルを避けるための注意点

ベトナム旅行でいくら両替すればいい?基本の考え方と相場感

ベトナム旅行を最大限に楽しむためには、適切な量のベトナムドン(VND)を用意しておくことが重要です。しかし、初めてのベトナム旅行だと、どれくらいの金額を両替すれば良いのか見当がつかない方も多いでしょう。ここでは、1日あたりの必要金額の考え方や、滞在日数別の目安、そしてベトナムの物価感について詳しく解説していきます。

ベトナム旅行 いくら両替が目安?1日あたりの必要金額をチェック

ベトナム旅行で1日に必要となる金額は、滞在スタイルによって大きく異なります。贅沢な旅行を楽しみたいのか、それとも節約しながら現地の文化に触れたいのかで、準備すべき両替額は変わってきます。一般的に、食費、交通費、観光費の3つが主要な出費となり、これらを基準に考えると良いでしょう。

例えば、ローカルな食堂での食事を中心に、 Grab(配車アプリ)や市バスを使い、少数の観光スポットを巡るような節約志向の旅行者であれば、1日あたり20万VND~50万VND(日本円で約1,000円~2,500円)が目安となるでしょう。屋台での食事は非常に安価で、例えばフォーであれば1杯3万VND~5万VND程度(約150円~250円)で楽しめます。交通費も、Grabバイクであれば短距離なら1万VND~3万VND(約50円~150円)程度で移動可能です。観光についても、無料の公園や寺院も多く、入場料が必要な場所でも数万VND程度で済むことが多いです。

一方で、レストランでの食事やカフェ巡り、タクシーの利用、有料の観光施設への入場、ショッピングなども楽しみたい一般的な旅行者であれば、1日あたり50万VND~100万VND(日本円で約2,500円~5,000円)を見ておくと安心です。例えば、少しおしゃれなレストランでの夕食は1人あたり10万VND~30万VND(約500円~1,500円)程度、カフェでのドリンクは3万VND~8万VND(約150円~400円)程度が目安です。タクシーを利用すれば、Grabよりも割高にはなりますが、エアコンの効いた快適な車内で移動できます。また、水上人形劇などの伝統的なエンターテイメントや、メコンデルタツアーなどのオプショナルツアーに参加する場合は、別途費用がかかることを考慮しておきましょう。

さらに、高級ホテルに宿泊し、スパやマッサージ、ブランド品などのショッピングも楽しむ贅沢な旅行者であれば、1日あたり100万VND以上(日本円で約5,000円以上)を準備しておくのが賢明です。ベトナムにも世界的に有名な高級ホテルチェーンや、高品質なスパ施設が充実しており、日本の物価と比べると割安ではありますが、それでもそれなりの出費となります。ショッピングも、ベトナム伝統工芸品やオーダーメイドのアオザイなど、魅力的なものがたくさんありますので、予算を多めに見ておくと後悔が少ないでしょう。

これらの目安はあくまで参考であり、個人の消費スタイルや現地の状況によって変動します。旅行前に、おおよその旅程とやりたいことを具体的にイメージし、それに基づいて必要な金額を算出することが大切です。また、予期せぬ出費に備えて、少し多めに準備しておくことをおすすめします。

滞在日数別にみる両替の目安金額一覧【3日〜1週間】

ベトナム旅行の滞在日数によって、両替すべき金額の目安も変わってきます。ここでは、一般的な3日間、5日間、1週間の滞在を想定し、それぞれの場合の目安金額を表にまとめました。ご自身の旅行スタイルに合わせて参考にしてください。

滞在日数節約志向(1日20万~50万VND)一般的(1日50万~100万VND)贅沢(1日100万VND以上)
3日間60万~150万VND(約3,000~7,500円)150万~300万VND(約7,500~15,000円)300万VND以上(約15,000円以上)
5日間100万~250万VND(約5,000~12,500円)250万~500万VND(約12,500~25,000円)500万VND以上(約25,000円以上)
1週間140万~350万VND(約7,000~17,500円)350万~700万VND(約17,500~35,000円)700万VND以上(約35,000円以上)

**上記の表は、あくまで目安です。**例えば、宿泊費は事前にクレジットカードで決済済みの場合や、ツアー代金に含まれている場合は、その分現金を少なく見積もることができます。また、ベトナムではクレジットカードが使える場所も増えていますが、まだまだ現金払いが主流の場面も多いため、ある程度の現金は常に手元に持っておくのが安心です。

この表に加えて、旅行中に購入したいお土産や、参加を検討している特別なアクティビティ(クッキングクラス、スパトリートメントなど)がある場合は、その分の費用を上乗せして見積もりましょう。特に、オーダーメイドのアオザイや、高級なベトナムコーヒー、真珠製品などを購入予定の場合は、高額になる可能性もあるため、事前に大まかな予算を決めておくことが重要です。

また、緊急時のために、クレジットカードのキャッシング枠を利用できるよう準備しておくこともおすすめです。突然の病気や事故、盗難など、予期せぬ事態に直面した際に、手持ちの現金が足りなくなる可能性があります。海外旅行保険に加入しておくことはもちろんですが、現金以外にも頼れる支払い手段を確保しておくことは、安心して旅行を楽しむ上で非常に重要です。

ベトナムの物価は安い?外食・移動・観光の費用感を解説

ベトナムの物価は、日本と比較すると全体的にかなり安いと言えます。特に、日常的な飲食費や交通費は日本の数分の1程度で済むことが多く、旅行者にとっては嬉しいポイントです。しかし、一部の観光地や高級店では、日本と変わらない、あるいはそれ以上の価格設定になっている場合もありますので注意が必要です。

外食費

ベトナムの食文化は非常に豊かで、安価で美味しい料理が豊富にあります。

  • 屋台・ローカル食堂: フォー、バインミー、生春巻きなど、多くのベトナム料理が1食あたり2万VND~5万VND(約100円~250円)程度で楽しめます。複数品頼んでも数百円で満腹になることがほとんどです。
  • 一般的なレストラン・カフェ: ベトナム料理レストランや外国人向けのカフェでは、1食あたり5万VND~20万VND(約250円~1,000円)程度が目安です。ドリンクは3万VND~8万VND(約150円~400円)程度です。
  • 高級レストラン: ホテル内のレストランや外国人向けの高級店では、1食あたり20万VND~50万VND以上(約1,000円~2,500円以上)かかることもあります。ワインなどを頼めばさらに高額になります。

移動費

ベトナム国内の移動も、非常に安価です。

  • Grab(配車アプリ): ベトナムではGrabが非常に普及しており、タクシーやバイクタクシーを簡単に手配できます。短距離(数km)であれば、バイクタクシーで1万VND~3万VND(約50円~150円)、自動車で3万VND~8万VND(約150円~400円)程度が目安です。
  • 市バス: 大都市では市バスも運行しており、非常に安価に利用できます。1乗車あたり数千VND(数十円)程度です。ただし、路線が複雑な場合もあるため、利用には少し慣れが必要です。
  • タクシー: 流しのタクシーも利用できますが、観光客向けのボッタクリタクシーも存在するため、信頼できる大手タクシー会社(マイリンタクシー、ビナサンタクシーなど)を選ぶか、Grabの利用をおすすめします。初乗り運賃は1万VND~1.5万VND(約50円~75円)程度です。

観光費

観光スポットの入場料も、日本と比べると安価です。

  • 主要観光スポット: ホーチミン市の統一会堂や戦争証跡博物館、ハノイの文廟など、多くの歴史的建造物や博物館の入場料は、数万VND(数百円)程度です。
  • エンターテイメント: 水上人形劇の観覧料は10万VND~20万VND(約500円~1,000円)程度です。
  • オプショナルツアー: メコンデルタツアーやハロン湾クルーズなどの日帰りツアーは、旅行会社によって価格が異なりますが、1人あたり50万VND~200万VND(約2,500円~10,000円)程度が目安です。ツアー内容(食事の有無、立ち寄り場所など)によって価格が変わるため、事前に比較検討することが重要です。

ベトナムの物価は確かに安いですが、それはあくまで一般的なローカルの物価を指します。日本人向けのサービスや観光客向けの場所では、物価が高めに設定されていることが多いので、その点は頭に入れておきましょう。特に、空港や主要観光地の周辺にある飲食店は、市内の一般的なお店よりも割高な傾向があります。

日本円からベトナムドンの両替レートと手数料の基礎知識

日本円からベトナムドンへの両替では、両替レート手数料の2つが重要なポイントになります。これらを理解しておくことで、よりお得に両替することができます。

両替レートとは?

両替レートとは、日本円1円が何ベトナムドンに相当するかを示す比率のことです。このレートは日々変動しており、金融市場の動きや各両替所の設定によって異なります。例えば、「1円=200VND」であれば、1万円を両替すると200万VNDになる計算です。この数字が大きいほど、より多くのベトナムドンを受け取れるため、旅行者にとってはお得なレートと言えます。

両替レートは、銀行間取引レート(インターバンクレート)を基準に各両替所が設定します。一般的に、個人が利用する両替所では、このインターバンクレートに両替所の利益分が上乗せされるため、少し不利なレートになります。この利益分が実質的な手数料のようなものです。

手数料とは?

両替手数料は、両替を行う際に発生する費用です。この手数料は、両替所の種類や両替する金額、そして両替所のポリシーによって大きく異なります。手数料の徴収方法も様々で、例えば以下のようなケースがあります。

  • 固定手数料: 両替金額に関わらず、一律で徴収される手数料です。
  • レートに上乗せ: 先述の通り、両替レートにあらかじめ手数料分が上乗せされている場合です。この場合、手数料として別途明記されないため、一見手数料がかからないように見えますが、実質的にはレートに含まれています。
  • 両替金額のパーセンテージ: 両替金額に対して一定の割合が手数料として徴収されるケースです。

ベトナムでは、特に手数料を別途徴収する両替所は少なく、ほとんどがレートに手数料分が含まれている形です。そのため、複数の両替所のレートを比較し、最も良いレートを提供している場所を選ぶことが、手数料を抑える一番の方法となります。

レートの見方と注意点

両替レートを見る際には、提示されているレートが「BUYING(買値)」なのか「SELLING(売値)」なのかを確認しましょう。日本円をベトナムドンに両替する場合、両替所は日本円を「買い取る」ことになるため、BUYINGのレートを見ます。逆に、ベトナムドンを日本円に戻す場合は、SELLINGのレートを見ます。

また、空港の両替所や銀行、街中の両替所など、場所によってレートが大きく異なることがあります。一般的に、空港の両替所は利便性が高い反面、レートはあまり良くない傾向があります。市中の両替所や金行(ゴールドショップ)の方が、比較的良いレートを提供していることが多いです。

さらに、高額な紙幣と低額な紙幣では、レートが異なる場合があります。一般的に、高額紙幣(1万円札など)の方が良いレートで両替できる傾向がありますので、両替する際は高額紙幣を用意していくと良いでしょう。

これらの基礎知識を押さえておくことで、ベトナムでの両替をより賢く、お得に行うことができます。

現地両替と空港・日本での両替、どこが一番お得?

日本円からベトナムドンへの両替方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、お得さも異なります。ここでは、主要な両替方法について比較し、どこで両替するのが最もお得なのかを解説します。

  1. 日本国内の空港・銀行での両替
    • メリット: 出国前に両替できるため、現地到着後すぐに現金が手に入り、安心感があります。言葉の心配もありません。
    • デメリット: 一般的に、最も両替レートが悪いことが多いです。手数料が高めに設定されているため、同じ金額を両替しても、現地での両替に比べて受け取れるベトナムドンが少なくなります。出発直前に空港で慌てて両替すると、レートを比較検討する時間もないため、さらに不利になる可能性があります。
    • 結論: よほどの緊急時でない限り、おすすめしません。必要最低限の金額(空港からの交通費程度)を両替するに留めるのが賢明です。
  2. ベトナムの空港での両替
    • メリット: 現地到着後すぐに両替できるため、空港から市内への移動費や、初日の飲食費をまかなうことができます。両替所が多数あり、比較的すぐに手続きができます。
    • デメリット: 市内の両替所に比べて、レートはやや悪い傾向があります。ただし、日本国内で両替するよりは良いレートであることがほとんどです。深夜や早朝の到着だと、選択肢が限られる場合もあります。
    • 結論: 空港から市内の移動に必要最低限の金額を両替するのに適しています。到着後すぐにホテルへ向かう場合など、とりあえずの現金が必要な場合は利用価値があります。
  3. ベトナム市内の両替所・金行(ゴールドショップ)での両替
    • メリット: 一般的に、最も両替レートが良いことが多いです。特に、市内の中心部にある「金行(ゴールドショップ)」と呼ばれる宝飾品店が両替も兼ねている場所は、競争原理が働くため、比較的良いレートを提供しています。ホーチミン市のベンタイン市場周辺や、ハノイの旧市街には多くの金行や両替所があります。
    • デメリット: 営業時間内に両替に行く必要があります。また、両替所によっては英語が通じにくい場合や、レート表示が不明瞭な場合もあります。偽札の混入や詐欺のリスクもゼロではないため、信頼できる場所を選ぶ必要があります。
    • 結論: 大金を両替するなら、市内の信頼できる両替所や金行が最もお得です。ただし、事前に口コミなどで情報を集めてから訪れることをおすすめします。
  4. 銀行での両替(ベトナム国内)
    • メリット: 比較的信頼性が高く、偽札などの心配が少ないです。
    • デメリット: 両替レートは金行に劣ることが多く、また営業時間も限られており、手続きに時間がかかる場合があります。パスポート提示を求められることもあります。
    • 結論: 金行が見つからない場合や、より安全性を重視したい場合に検討する選択肢です。

結論として、一番お得に両替したいのであれば、ベトナムの市内の信頼できる両替所や金行を利用するのがベストです。

しかし、現地到着後すぐに現金が必要になるため、以下のような使い分けをおすすめします。

  1. 到着時: ベトナムの空港で、当面の移動費や飲食費として少額(5,000円~1万円程度)を両替する。
  2. 滞在中: 市内に出て、信頼できる両替所や金行で残りの必要な金額をまとめて両替する。

この方法であれば、到着後の不安を解消しつつ、全体的にお得に両替を進めることができます。

クレジットカード・キャッシングと現金両替の使い分け術

ベトナム旅行において、現金とクレジットカードのどちらをメインで使うかは、旅行のスタイルや訪れる場所によって使い分けるのが賢明です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、上手に組み合わせることで、より快適でお得な旅行を実現できます。

現金(ベトナムドン)のメリット・デメリット

  • メリット:
    • どこでも使える: 屋台、ローカル食堂、個人商店、市場など、小規模な店舗や地方では現金が必須です。チップの支払いにも使えます。
    • 予算管理がしやすい: 手持ちの現金で予算を管理しやすく、使いすぎを防げます。
    • 値引き交渉に強い: 市場などで値引き交渉をする際、現金払いだと有利になることがあります。
  • デメリット:
    • 盗難・紛失のリスク: 多額の現金を持ち歩くと、盗難や紛失のリスクが高まります。
    • 両替の手間とレート変動: 両替所を探したり、営業時間に合わせて行動したりする手間がかかります。また、為替レートの変動によって損をする可能性もあります。
    • 小銭の管理: ベトナムドンはゼロの桁が多く、慣れるまでは小銭の計算が大変に感じるかもしれません。

クレジットカードのメリット・デメリット

  • メリット:
    • 高額な支払いに便利: ホテル、高級レストラン、デパート、大手スーパー、観光ツアーの支払いなど、高額な支払いに便利です。
    • 盗難・紛失時の安心感: カードを紛失・盗難されても、すぐに連絡すれば利用停止でき、不正利用の被害を最小限に抑えられます。
    • 両替の手間なし: 現金両替の手間が省けます。
    • ポイントやマイルの獲得: カードによっては利用額に応じてポイントやマイルが貯まり、お得です。
  • デメリット:
    • 使えない場所が多い: 小規模な店舗や屋台、市場など、現金払いが主流の場所では使えないことが多いです。
    • 手数料(海外事務手数料): カード会社によって異なりますが、通常、利用額の1.6%~2.5%程度の海外事務手数料がかかります。
    • スキミングなどのリスク: ごく稀にスキミングなどの不正利用のリスクがあります。信頼できる店舗で利用し、利用明細をこまめにチェックすることが重要です。

キャッシング(海外ATMでの現金引き出し)のメリット・デメリット

  • メリット:
    • 必要な時に必要なだけ引き出せる: 大金を持ち歩くリスクを避けられます。
    • レートが良い場合が多い: 一般的に、現金両替よりも為替レートが良い傾向があります。
    • 24時間利用可能: ATMがあれば、銀行の営業時間外でも現金を引き出せます。
  • デメリット:
    • ATM手数料: 現地ATM手数料(1回あたり数千VND~数万VND)と、カード会社からのATM利用手数料(1回あたり220円など)がかかります。
    • 利息: クレジットカードのキャッシングは借金扱いになるため、引き出し日から返済日までの日数に応じて利息が発生します。これを抑えるには、帰国後すぐに繰り上げ返済することをおすすめします。
    • スキミングのリスク: ATMを利用する際も、スキミングなどによる不正利用のリスクに注意が必要です。

使い分けのベストプラクティス

ベトナム旅行では、以下の使い分けがおすすめです。

  • 少額の買い物、屋台・ローカル食堂、市場、チップなど:現金(ベトナムドン)
    • これらは基本的に現金払いとなるため、常に一定額は手元に持っておきましょう。両替所や金行で必要な分を両替し、小分けにして持ち歩くと安心です。
  • ホテル、高級レストラン、デパート、ツアー代金、大きなお土産など:クレジットカード
    • 高額な支払いはカードで済ませることで、現金の持ち歩き量を減らし、ポイントも貯められます。
  • 現金が足りなくなった時、または高額な現金を一度に持ちたくない時:キャッシング
    • いざという時のために、キャッシング可能なクレジットカードを1枚持っていくと非常に便利です。手数料と利息を考慮し、必要な分だけ引き出し、帰国後すぐに繰り上げ返済しましょう。

事前に利用するカードが海外利用に対応しているか、またキャッシング枠が設定されているかを確認しておくことも重要です。

両替しすぎ・しなさすぎに注意!ベストな両替タイミングとは?

ベトナム旅行での両替は、多すぎても少なすぎても困ることがあります。適切な金額を適切なタイミングで両替することが、ストレスなく旅行を楽しむための鍵となります。

両替しすぎた場合のリスク

  • 盗難・紛失のリスク増大: 大金を持ち歩くことになり、スリや置き引きなどの被害に遭う可能性が高まります。
  • 余ったドンの処理: 旅行中に使い切れなかったベトナムドンは、帰国時に日本円に戻す際に、再度両替手数料がかかります。また、日本国内ではベトナムドンを日本円に両替できる場所が非常に限られているため、現地で使い切るのが基本です。再両替のレートも不利になることがほとんどで、結果的に損をしてしまう可能性があります。ベトナムの空港でも再両替は可能ですが、やはりレートは良くありません。
  • 管理の手間: 大量の紙幣を持ち歩くことになり、管理が煩雑になります。

両替しなさすぎた場合のリスク

  • 急な出費に対応できない: 食事や交通費、入場料など、いざという時に現金が足りず困ることがあります。特にベトナムでは、現金払いのみの場所が多いため、困る場面が多くなる可能性があります。
  • ATMを探す手間: 現金が足りなくなった際にATMを探し回る時間や手間がかかります。場所によってはATMが見つかりにくいこともあります。
  • 両替所の営業時間: 現地に着いてから両替しようと思っても、両替所の営業時間が終わっていたり、休日で開いていなかったりすることもあります。

ベストな両替タイミングと戦略

  1. 日本出発前:準備段階
    • まずは、滞在日数や旅行スタイルから、おおよその必要な現金(ベトナムドン)の目安を立てましょう。上記の「1日あたりの必要金額」や「滞在日数別の目安金額一覧」を参考にしてください。
    • 宿泊費や高額なツアー代金など、クレジットカードで決済できるものは事前に済ませておくと、現地で必要な現金の量を減らせます。
    • 海外キャッシングが可能なクレジットカードを準備しておきましょう。いざという時の備えとして非常に重要です。
  2. ベトナム到着直後:少額を両替
    • **空港で必要最低限の金額を両替します。**目安は5,000円~1万円程度。これは、空港から市内への交通費や、到着後の最初の食事代などに充てます。空港の両替所のレートは市中より不利なことが多いですが、安心を買うための費用だと割り切りましょう。
    • 小額紙幣を多めにもらっておくと、すぐに使えるので便利です。
  3. 市中到着後:良いレートの場所でまとめて両替
    • ホテルにチェックインするなどして落ち着いたら、**市内の信頼できる両替所や金行を探して、まとまった金額を両替します。**事前に調べておいた口コミの良い場所や、ガイドブックに掲載されている場所を選ぶのが良いでしょう。
    • 一度に全額を両替するのではなく、例えば「滞在日数の半分程度の金額」や「数日分」など、計画的に分けて両替することをおすすめします。そうすれば、万が一の盗難や紛失のリスクを分散できます。
    • 両替する際は、その場で金額が合っているか、偽札が混じっていないかを必ず確認しましょう。
  4. 滞在中:必要に応じてキャッシングも活用
    • 現金が足りなくなったり、急な出費が必要になったりした場合は、無理に両替所を探し回るよりも、ATMでのキャッシングも有効な選択肢です。特に、夜間や両替所の営業時間外、地方都市などではATMが頼りになります。
    • ただし、キャッシングには手数料と利息がかかるため、頻繁に利用するのではなく、あくまで補助的な手段として活用しましょう。

この戦略を参考に、あなたの旅行スタイルに合わせたベストな両替タイミングを見つけてみてください。無理のない範囲で、賢く両替を行うことが、ベトナム旅行をより快適なものにする秘訣です。


ベトナム旅行 両替に関するよくある疑問とその答え

ベトナム旅行の両替に関して、旅行者からよく寄せられる疑問とその答えをまとめました。これらの情報を事前に把握しておくことで、現地での不安を解消し、スムーズに旅を進めることができるでしょう。

【以下で分かること】

  • 1万円分の両替で何ができるか
  • ホテルやツアーでの支払い方法の選択
  • 両替所やATMの利用に関する注意点
  • 両替トラブルの具体的な対策

ベトナム旅行で1万円分の両替は足りる?現実的な使い道とは

「ベトナム旅行で1万円分の両替は足りるのか?」という疑問は、多くの旅行者が抱くものです。結論から言うと、1万円分の両替(約200万VND)は、数日間の旅行であれば十分足りる可能性もありますが、それだけで全てを賄うのは難しい場合が多いです。これは、あなたの旅行スタイルや滞在日数によって大きく変わってきます。

1万円(約200万VND)でできることの具体例

1万円分のベトナムドンがあれば、以下のようなことが可能です。

  • 食費: ローカルな屋台や食堂での食事なら、1食あたり5万VND(約250円)と仮定すると、約40食分に相当します。節約志向の旅行であれば、数日間の食費を賄えるでしょう。一般的なレストランでの食事であれば、1食あたり20万VND(約1,000円)と仮定すると、約10食分です。
  • 交通費: Grabバイクなら、短距離(数km)で2万VND(約100円)と仮定すると、約100回分利用できます。Grabカーなら5万VND(約250円)と仮定して約40回分です。市内移動であれば十分にまかなえます。
  • 観光費: 有料の博物館や歴史的建造物の入場料は、1箇所あたり3万VND~5万VND(約150円~250円)程度が一般的です。数カ所の観光スポットを巡る費用は賄えるでしょう。
  • お土産: 小さな雑貨や軽食など、数百円程度のお土産であれば、いくつか購入できます。

1万円で足りなくなる可能性のあるケース

  • 滞在日数が長い場合: 1週間以上の滞在で、毎日現金を使うとなると、1万円だけでは足りなくなる可能性が高いです。
  • 贅沢な食事や買い物が多い場合: 高級レストランでの食事や、ブランド品などのショッピングをする場合、あっという間に1万円は底をついてしまいます。
  • 高額なオプショナルツアーに参加する場合: ハロン湾クルーズやメコンデルタツアーなど、日帰りツアーでも数千円~1万円以上かかることがあり、これに1万円を充てると、他の費用が足りなくなります。
  • 宿泊費が含まれていない場合: ホテルやゲストハウスの宿泊費は高額になるため、これを現金で支払う場合は1万円では全く足りません。事前に予約サイトでクレジットカード決済しておくのが一般的です。

現実的な使い道とアドバイス

1万円分の両替は、主に以下のような用途に充てるのが現実的です。

  • 空港から市内への移動費用
  • 到着後2~3日間の食費、交通費、少額の観光費
  • お土産代(小規模なもの)
  • チップ

つまり、1万円は「とりあえずの現金」として非常に有用ですが、それだけでベトナム旅行の全期間を賄おうとするのは無謀です。特に、現金払いが主流のベトナムでは、常に手元に一定額の現金を持っておくことが重要です。

もし、1万円しか両替しないのであれば、残りの支払いはクレジットカードやキャッシングをメインに据える必要があります。しかし、クレジットカードが使えない場所も多いため、やはりある程度の現金は準備しておくべきです。

結論として、1万円分の両替は「足りない」と考える方が安全です。特に初めてのベトナム旅行であれば、もう少し多めに(例えば2万円~3万円程度)両替しておくか、クレジットカードやキャッシングを組み合わせることを強くおすすめします。

ホテルや現地ツアーは現金払い?カード払い?必要性を整理

ベトナム旅行でのホテルや現地ツアーの支払い方法は、施設やツアー会社によって異なりますが、一般的には**クレジットカード払いが主流になりつつあります。**しかし、一部では現金払いが求められる場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。

ホテルの支払い

  • 大手ホテルチェーンや高級ホテル: ほとんどの場合、クレジットカード払いが可能です。チェックイン時にクレジットカードの提示を求められ、デポジット(保証金)として一時的に引き落としが行われることもあります。宿泊費はチェックアウト時に精算することが多いです。
  • 中級ホテルやブティックホテル: クレジットカード払いが可能なところが多いですが、念のため事前に確認しておくと安心です。特に、Booking.comやAgodaなどの予約サイトを通じて予約する場合は、支払い方法の欄にクレジットカード対応の有無が明記されています。
  • ゲストハウスや小規模な宿泊施設: 現金払いのみのところも少なくありません。特に、家族経営のゲストハウスや地方の宿泊施設では、クレジットカード決済端末が導入されていない場合があります。予約時に支払い方法を必ず確認しましょう。

現地ツアーの支払い

  • 大手旅行会社やオンライン予約サイト経由のツアー: ほとんどの場合、日本で予約する際にクレジットカードで事前決済が可能です。現地で現金を用意する手間が省け、レートの心配もありません。
  • 現地の旅行代理店や個人手配のツアー: ホーチミン市の「シンカフェ」やハノイの「キンカフェ」などの大手現地旅行代理店では、クレジットカード払いが可能な場合が多いですが、少額のツアーや、割引交渉をした結果として現金払いを求められることもあります。特に、街中で見かける小規模な旅行代理店では、現金払いが基本となることが多いです。
  • 個人のガイドや手配師によるツアー: 基本的に現金払いが前提となります。

現金払いの必要性を整理

上記を踏まえると、ベトナム旅行で現金払いが必要となる場面は以下の通りです。

  • 小規模なゲストハウスや地方の宿泊施設
  • 現地で予約する小規模なツアーや、個人手配のツアー
  • ツアーの追加オプションやチップ
  • ツアー中に立ち寄るローカルな店での買い物や飲食

**結論として、ホテルや現地ツアーの支払いは、基本的にはクレジットカードで決済できることが多いですが、念のため現金も用意しておくのが賢明です。**特に、事前にオンラインで予約せず、現地で直接ホテルを探したり、ツアーを申し込んだりする場合は、現金払いを要求される可能性が高まります。

また、クレジットカードで支払う場合でも、予期せぬトラブル(システムエラー、カードが使えないなど)に備えて、ある程度の現金は常に手元に置いておくことをおすすめします。クレジットカードと現金を上手に使い分けることで、よりスムーズで安全なベトナム旅行を楽しめるでしょう。

両替所・ATMの場所と営業時間、治安面での注意点

ベトナムで両替所やATMを利用する際は、その場所や営業時間だけでなく、治安面での注意点を理解しておくことが非常に重要です。安全かつスムーズに両替や現金引き出しを行うためのポイントを解説します。

両替所の場所と営業時間

  • 空港: タンソンニャット国際空港(ホーチミン)、ノイバイ国際空港(ハノイ)など、主要空港には到着ロビーに複数の両替所があります。飛行機の到着時刻に合わせて早朝から深夜まで営業していることが多いですが、深夜便で到着する場合は事前に営業時間を調べておくか、市内の両替所が閉まっている可能性を考慮し、少額を両替しておくと安心です。
  • 市内の金行(ゴールドショップ): ホーチミン市のベンタイン市場周辺やハノイの旧市街には、両替業務を行っている金行が多数あります。これらの店舗は、一般的に午前中から夕方(18時~20時頃)まで営業していることが多いです。土日も営業している場合が多いですが、旧正月(テト)期間などの祝日は休業や営業時間の短縮があるので注意が必要です。
  • 銀行: ベトナムの大手銀行(Vietcombank, BIDV, Agribankなど)でも両替が可能です。営業時間は平日の午前中から夕方まで(おおよそ8時~17時頃)で、土日祝日は基本的に休業です。

ATMの場所と営業時間

  • 空港、銀行、デパート、コンビニエンスストア: これらの場所には比較的多くのATMが設置されており、24時間利用可能なところが多いです。
  • 市街地: 主要な通り沿いや観光客が多いエリアにはATMが点在しています。

治安面での注意点

現金を取り扱う場所なので、特に注意が必要です。

  1. 周囲を警戒する: 両替所やATMを利用する際は、まず周囲に不審な人物がいないか確認しましょう。背後から覗き見されたり、話しかけられたりすることもあります。
  2. 人目の多い場所を選ぶ: 人通りの少ない場所にあるATMや、夜間の利用は避け、できるだけデパートの中や銀行の近くなど、人目の多い場所を選びましょう。
  3. 大金を見せない: 両替したばかりの大金や、財布の中身を人前で広げるのは避けましょう。両替後すぐに、目立たない場所にしまうことが大切です。
  4. ATMのチェック: ATMを利用する際は、カード挿入口やテンキーに変なものが取り付けられていないか、カメラが設置されていないかなどを確認しましょう(スキミング対策)。不審な点があれば、そのATMの利用は避けるべきです。
  5. 声をかけられても無視: 両替所やATMの周辺で「両替しないか」「困っているのか」などと声をかけてくる人がいても、基本的には無視しましょう。詐欺や客引きである可能性が高いです。
  6. 少額ずつ引き出す: ATMでキャッシングする際は、一度に多額を引き出すのではなく、必要な分だけ少額ずつ引き出すようにしましょう。盗難・紛失のリスクを抑えられます。
  7. 強盗に遭ったら抵抗しない: 万が一、強盗などに遭ってしまった場合は、決して抵抗せず、要求されたものを渡しましょう。命が最優先です。

これらの点に注意し、常に警戒心を持って行動することが、安全なベトナム旅行のために非常に重要です。信頼できる情報源(ガイドブックや信頼性の高いウェブサイト)で、最新の治安情報を確認しておくことも推奨します。

両替トラブルを避けるには?詐欺や偽札への対策方法

ベトナムでの両替は、現地の物価の安さも相まって非常に魅力的ですが、残念ながら両替にまつわるトラブルも報告されています。詐欺や偽札の被害に遭わないためにも、以下の対策を徹底しましょう。

  1. 信頼できる場所で両替する
    • 銀行: 最も安全性が高いです。ただし、レートは金行に劣ることが多く、手続きに時間がかかる場合があります。
    • 大手金行(ゴールドショップ): 市内にある大手金行は、比較的良いレートを提供し、信頼性も高いです。グーグルマップなどで口コミを事前に確認し、評判の良い店を選びましょう。
    • ホテルのフロント: 一部のホテルでは両替サービスを行っています。レートはあまり良くないですが、安全面では信頼できます。
    • 絶対に避けるべき場所: 路上の露天、客引き、個人経営の小さな店舗で、極端に良いレートを提示している場所は避けるべきです。詐欺や偽札の温床になっている可能性があります。
  2. レートの確認と計算を徹底する
    • 電卓を持参する: 自分のスマホの電卓で、両替前にレートと金額を計算し、提示された金額と合っているか確認しましょう。
    • 表示レートをよく見る: 両替所の看板に表示されているレートが、実際に適用されるレートと同じか確認しましょう。手数料が別途かかる場合は、その点も考慮に入れて計算し直しましょう。
    • 少額紙幣で支払わない: 高額紙幣(日本円の1万円札など)の方がレートが良い傾向があります。
  3. 受け取った紙幣をその場で確認する
    • 枚数と金額の確認: 両替後、受け取ったベトナムドンの枚数と合計金額が、渡されたレシートや計算した金額と合っているか、その場で必ず確認しましょう。両替所によっては、枚数を誤魔化したり、途中で紙幣を抜き取ったりする手口があります。
    • 偽札のチェック: ベトナムの紙幣はポリマー製(プラスチックのような素材)で、透かしやホログラム、凹凸印刷など、偽造防止の工夫がされています。特に注意すべきは50万VNDや20万VNDなどの高額紙幣です。
      • 透かし(肖像): 紙幣を光にかざすと、ホ・チ・ミン氏の肖像がはっきりと見えます。
      • ホログラム: 紙幣の左下にある透明な窓には、見る角度によって色が変わるホログラムがあります。
      • 凹凸印刷: 紙幣の文字や肖像画は、指で触ると少し盛り上がっています。
      • 印刷のずれやにじみ: 偽札は印刷が粗かったり、色がにじんでいたりすることがあります。
      • 紙幣の質感: ポリマー紙幣は少ししっとりとした触感で、引っ張っても破れにくいです。不自然に薄かったり、紙のような手触りのものは要注意です。
    • その場で文句を言う: 万が一、金額が合わない、あるいは偽札が混入していると感じたら、その場を離れる前に、明確に不満を伝えましょう。一度店を出てしまうと、対応してもらえなくなる可能性が高いです。可能であれば、その様子を動画で撮影したり、同行者と一緒に確認したりすると良いでしょう。
  4. 両替は明るい時間帯に行う
    • 薄暗い場所や夜間の両替は、視認性が悪く、偽札を見分けにくくなるため避けましょう。

これらの対策を講じることで、ベトナムでの両替トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。特に、受け取った紙幣の確認は怠らないようにしましょう。

参照元:ベトナム政府観光局「ベトナムドンと偽札について」

円安・円高でどう変わる?タイミングによる影響の見極め方

ベトナム旅行で両替する際、円安と円高という為替の状況は、手に入るベトナムドンの量に直接影響を与えます。賢く両替するためには、これらの状況が自分の旅行にどう影響するかを見極めることが重要です。

円安とは?

円安とは、「日本円の価値が他の通貨(ここではベトナムドン)に対して相対的に低い状態」を指します。

例えば、これまで1円=200VNDだったのが、1円=180VNDになった場合が円安です。

この場合、同じ1万円を両替しても、受け取れるベトナムドンが少なくなります(1万円が200万VNDから180万VNDになる)。

  • 旅行者への影響: 円安の時に両替すると、より少ないベトナムドンしか手に入らないため、現地での買い物や飲食が割高に感じられます。日本から持参する現金やクレジットカードの支払いが、通常より高くつくことになります。
  • 対策:
    • 必要最低限の金額だけ両替する: 全額を一度に両替せず、必要な分だけを都度両替することで、もし円高に転じた場合に備えられます。
    • クレジットカードを有効活用する: クレジットカードは決済時のレートが適用されるため、もし旅行中に円高に転じれば、その恩恵を受けられる可能性があります。
    • 日本でできることは日本円で支払う: ホテルやツアーなど、日本から予約・決済できるものは、円安が進む前に済ませておくのが賢明です。

円高とは?

円高とは、「日本円の価値が他の通貨(ベトナムドン)に対して相対的に高い状態」を指します。

例えば、これまで1円=200VNDだったのが、1円=220VNDになった場合が円高です。

この場合、同じ1万円を両替すると、受け取れるベトナムドンが多くなります(1万円が200万VNDから220万VNDになる)。

  • 旅行者への影響: 円高の時に両替すると、より多くのベトナムドンが手に入るため、現地での買い物や飲食が安く感じられます。日本から持参する現金やクレジットカードの支払いが、通常よりお得になることになります。
  • 対策:
    • まとまった金額を両替するチャンス: 円高が継続しているようであれば、ある程度のまとまった金額を両替しておくことで、お得に旅行を楽しめます。
    • 現地での消費を増やす: 物価が安く感じられるため、普段は躊躇するような買い物や体験にも挑戦しやすくなります。

タイミングの見極め方

為替レートの変動を完全に予測することはプロでも困難ですが、一般的には以下の点に注目すると良いでしょう。

  • 出発前の為替レートの推移をチェックする: ニュースや為替レートのアプリなどで、ベトナムドンと日本円のレートの過去数日~数週間の推移をチェックします。急激な変動があった場合は注意が必要です。
  • レートの「勢い」を見る: 円安がさらに進む傾向にあるのか、それとも円高に転じそうなのか、大まかな方向性を把握しておくと良いでしょう。
  • 長期的な視点を持つ: 短期的なレート変動に一喜一憂するよりも、旅行期間全体でどの程度の現金が必要かを把握し、リスクを分散させることを考えましょう。

結論として、為替レートは常に変動するため、完璧なタイミングで両替することはほぼ不可能です。

そのため、過度に為替レートを意識しすぎず、**「空港で当面の必要額を両替し、残りは市内のレートの良い場所で数日分ずつ両替する」**という基本的な戦略を遵守することが最も賢明です。そして、大きな円安が続いている場合は、無理に大金を用意せず、クレジットカードやキャッシングを上手く併用することを検討しましょう。

参照元:日本銀行「外国為替市場の動向」

ベトナム旅行 いくら両替するか迷ったら?現地で困らないための対策【まとめ】

ベトナム旅行でいくら両替すれば良いのか迷ってしまうのは、多くの人が経験することです。しかし、適切な準備をしておけば、現地で困ることはありません。最後に、これまで解説してきた内容を踏まえ、現地で困らないための対策をまとめておきましょう。

  • 【事前準備が重要】 旅程と滞在スタイル(節約、一般的、贅沢)に基づき、1日あたりの予算を立て、おおよその必要金額を見積もりましょう。宿泊費や高額ツアーなど、事前にカード決済できるものは済ませておくと、現地で必要な現金を減らせます。
  • 【最低限の現金は必須】 ベトナムでは、屋台、ローカル食堂、個人商店、市場、小規模なゲストハウスなど、現金払いしかできない場所がまだまだ多いです。常に一定額の現金は手元に置いておきましょう。
  • 【空港での両替は少額に】 ベトナム到着後、空港で両替するのは、空港からホテルまでの交通費や、初日の飲食費など、必要最低限の金額に留めましょう。空港のレートは市中よりも不利なことが多いです。
  • 【市中での両替がお得】 まとまった金額を両替するなら、市内の評判の良い金行(ゴールドショップ)や両替所を利用しましょう。レートが良い傾向にあります。Googleマップの口コミなどを参考に選ぶと良いでしょう。
  • 【現金とカードを使い分ける】 少額の支払いや現金のみの場所では現金、ホテルや高級レストラン、デパートなど高額な支払いやカード利用が可能な場所ではクレジットカードと、上手に使い分けましょう。
  • 【キャッシングも有効活用】 クレジットカードのキャッシング機能は、いざという時に非常に便利です。手数料と利息はかかりますが、必要な時に必要なだけ現金を引き出せるため、大金を持ち歩くリスクを減らせます。帰国後すぐに繰り上げ返済をすれば利息を抑えられます。
  • 【両替時は細心の注意を】 両替する際は、その場で金額が合っているか、偽札が混入していないか必ず確認しましょう。スマホの電卓で計算し、目の前で数えてもらうことを強くおすすめします。不審な点があれば、その場を離れる前に明確に伝えましょう。
  • 【少額紙幣も用意しておく】 両替した際に、高額紙幣だけでなく、ある程度の少額紙幣(1万VND、2万VNDなど)も混ぜてもらうよう依頼すると、お釣りがないと断られる心配が減り、スムーズに支払いができます。
  • 【緊急時の備えを忘れずに】 予期せぬ事態に備えて、海外旅行保険への加入はもちろん、緊急連絡先(大使館、カード会社の紛失・盗難デスクなど)を控えておく、複数の支払い手段(予備のクレジットカードなど)を用意しておくといった対策も重要です。
  • 【為替レートに振り回されすぎない】 円安・円高で受け取れるベトナムドンの量は変わりますが、為替の変動を完全に予測することは困難です。過度に意識しすぎず、基本的な両替戦略に沿って計画的に進めることが、精神的にも安定した旅行に繋がります。

これらのポイントを押さえておけば、ベトナム旅行での両替に関する不安は大きく軽減されるはずです。事前にしっかり準備し、現地の文化や人々に触れながら、最高のベトナム旅行を楽しんでくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました